【米ビルボード・ソング・チャート】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が首位、メトロ・ブーミンTOP10に2曲を送り込む

2022/12/13 15:14

【米ビルボード・ソング・チャート】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が首位、メトロ・ブーミンTOP10に2曲を送り込む
【米ビルボード・ソング・チャート】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が首位、メトロ・ブーミンTOP10に2曲を送り込む


 マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が約1年ぶりに返り咲き、通算9週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
 ホリデー・シーズン効果により、先週2位まで浮上した「恋人たちのクリスマス」は、今週の集計期間中(2022年12月2日~8日)ストリーミングが19%増加の3,620万回、エアプレイが1%増加の2,990万回、セールスが23%増加の6,000にそれぞれ上昇し、ストリーミング・ソング・チャートでは通算17週目の首位を獲得。エアプレイ・チャートでは23位から17位に跳ね上がり、デジタル・ソング・セールス・チャートでは7位をキープした。
 ホリデー・ソング・チャート“Holiday 100”では2015~16年のシーズン以降39週連続、通算54週目の首位をマークし、同チャートの集計が始まった2011年以降の歴代最高記録を更新し続けている。
 「恋人たちのクリスマス」がリリースされたのは1994年10月だが、ストリーミングが集計に加算されるようになった2014年以降、年々最高位を更新して、2017年の12月に初めて9位にTOP10入りし、翌18年には3位まで上昇。2019年12月21日付では、発売25週年目で通算19曲目の首位に輝き、ザ・ビートルズがもつ20曲に次ぐ歴代2番目の記録に浮上した。ホリデー・ソングとしては、1958年12月22日から1959年1月12日付まで4週1位をキープした、デヴィッド・セヴィル&ザ・チップマンクスの「ザ・チップマンク・ソング」以来、史上2曲目の首位獲得で、その「ザ・チップマンク・ソング」がもつ4週を上回るホリデー・ソングの歴代最長記録(通算9週目)を更新している。
「恋人たちのクリスマス」首位獲得週
2019年12月21日
2019年12月28日
2020年1月4日
2020年12月19日
2021年1月2日
2021年12月25日
2022年1月1日
2022年1月8日
2022年12月17日
 昨年の12月25日付で首位に復帰した際、3年間にわたり首位を獲得した初のタイトルという快挙を達成した「恋人たちのクリスマス」だが、今週その記録を史上初の4年目に更新し、初めて首位を獲得した2019年12月21日付から今週(2022年12月17日付)返り咲くまでの期間としても、チャビー・チェッカーの「ザ・ツイスト」が記録した1年3か月3週間(1960年9月19日~1962年1月13日)を上回る、歴代最長記録を更に引き伸ばしている。
 また、デビュー曲「ヴィジョン・オブ・ラヴ」が初めて首位を獲得した1990年8月4日付から今週(2022年12月17日付)までの期間を32年4か月3週間に引き伸ばし、1位獲得のブランク記録としても史上最長を更新している。
マライア・キャリー 32年4か月3週間(1990年8月4日~2022年12月17日)
シェール 28年5か月 (1971年11月6日~1999年4月3日)
エルトン・ジョン 24年11か月1週間(1973年2月3日~1998年1月10日)
ビーチ・ボーイズ 24年4か月 (1964年7月4日~1988年11月5日)
マイケル・ジャクソン 22年10か月3週間 (1972年10月14 日~1995年9月2日)
スティーヴィー・ワンダー 22年6か月 (1963年8月10日~1986年2月8日)
ロッド・スチュワート 22年4か月 (1971年10月2日~1994年2月5日)
アレサ・フランクリン 19年10か月2週間 (1967年6月3日~1987年4月18日)
ビヨンセ 19年1か月1週間 (2003年7月12日~2022年8月20日)
ジョージ・ハリスン 17年3週間 (1970年12月26日~1988年1月16日)
マドンナ 15年9か月1週間 (1984年12月22 日~2000年10月7日)
 なお、上記のうちシェールがソニー&シェールの記録を含めると33年7か月2週間 (1965年~1999年) 、マイケル・ジャクソンがジャクソン5の記録を含めて25年7か月1週間 (1970年~1995年) 、ジョージ・ハリスンがザ・ビートルズの記録を含めて23年11か月2週間 (1964年~1988年) 、ビヨンセがデスティニーズ・チャイルドの記録を含めて23年4週間となり、シェールがトップに立つことになるが、グループとしての記録は別としている。
 「恋人たちのクリスマス」が今週返り咲いたことで、マライアは首位獲得週を通算88週目に更新し、2位以下と大差をつけてトップを独走している。
88週 マライア・キャリー
60週 リアーナ
59週 ザ・ビートルズ
54週 ドレイク
50週 ボーイズIIメン
47週 アッシャー
43週 ビヨンセ
37週 マイケル・ジャクソン
34週 アデル
34週 エルトン・ジョン
34週 ブルーノ・マーズ
 「恋人たちのクリスマス」に続き、先週3位にTOP3入りしたブレンダ・リーの「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」(1958年)も2位に上昇し、過去3年連続で最高位に達した。同曲も、ホリデー・シーズンの効果によりストリーミングが15%増加の3,430万回、エアプレイが同率の2,610万回、セールスは19%増加の5,000にそれぞれ数字を伸ばしている。
 同様に、ボビー・ヘルムズの「ジングル・ベル・ロック」(1957年)は5位から3位に、バール・アイヴスの「ホーリー・ジョリー・クリスマス」(1964年)は6位から4位に過去3年間の最高位に達した。
 ホリデー・ソングに混じり、今週はTOP10にメトロ・ブーミンのニュー・アルバム『Heroes & Villains』から「Creepin' with ザ・ウィークエンド&21サヴェージ」が5位、「Superhero (Heroes & Villains) with フューチャー&クリス・ブラウン」が8位にそれぞれ初登場した。ストリーミング・チャートでは、「Creepin'」が3,080万回を記録して4位、「Superhero (Heroes & Villains) 」が2,740万回を記録して6位にデビューしている。
 リード曲としてのTOP10入りは、いずれも2020年にランクインした「Runnin with 21サヴェージ」(最高9位)と「Mr. Right Now with 21サヴェージ&ドレイク」(最高10位)に続く4曲目で、プロデュース、ソングライターとしての楽曲を含めると、以下の6曲がある。
1位 ミーゴス「バッド・アンド・ブージー feat. リル・ウージー・ヴァート」(2017年)
6位 ビッグ・ショーン「バウンス・バック」(2017年)
8位 ポスト・マローン「コングラチュレーションズ featuring クエイヴォ」(2017年)
6位 コダック・ブラック「トンネル・ヴィジョン」(2017年)
5位 フューチャー「マスク・オフ」(2017年)
1位 ザ・ウィークエンド「ハートレス」(2019年)
 「Creepin'」のゲストとして参加したザ・ウィークエンドは15曲目、21サヴェージは14曲目に、「Superhero (Heroes & Villains) 」のゲストとして参加したフューチャーは10曲目、クリス・ブラウンは17曲目にそれぞれTOP10獲得数を更新している。
 同時に、「Creepin'」はR&B/ヒップホップ・ソングチャートとR&Bソング・チャートでそれぞれ1位に、「Superhero (Heroes & Villains) 」はラップ・ソング・チャートでNo.1デビューを果たした。
 R&B/ヒップホップ・ソングチャートでは、メトロ・ブーミンが初、ザ・ウィークエンドは7曲目、21サヴェージは5曲目の首位獲得で、R&Bソング・チャートではメトロ・ブーミン、21サヴェージの両者が初、ザ・ウィークエンドは10曲目のNo.1タイトルとなる。ラップ・ソング・チャートでは、メトロ・ブーミンが初、フューチャーは3曲目、クリス・ブラウンは5曲目にそれぞれ首位獲得数を更新した。
 チャートに戻り、先週6週目の首位をマークしたテイラー・スウィフトの「アンチ・ヒーロー」は6位に急落。ストリーミングが1,860万回 (11%減少) 、セールスも7,000(48%減少)にそれぞれ数字を落としたが、エアプレイは8%増加の7,460万回に上昇している。
 サム・スミス&キム・ペトラスの「アンホーリー」も先週の4位から7位に下降したが、前週から2%増加の7,860万回を記録してエアプレイ・チャートでは4週目の首位をキープしている。
 先週10位にTOP10復帰したワム!の「ラスト・クリスマス」(1984年)も、ホリデー・シーズン効果により今週9位に浮上した。同曲は2020年に初めてTOP10入りし、昨シーズンは7位に最高位を更新している。
 10位は、ドレイク&21サヴェージの「Rich Flex」が先週の7位からランクダウンした。

Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは12月16日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー
2位「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」ブレンダ・リー
3位「ジングル・ベル・ロック」ボビー・ヘルムズ
4位「ホーリー・ジョリー・クリスマス」バール・アイヴス
5位「Creepin'」メトロ・ブーミン with ザ・ウィークエンド&21サヴェージ
6位「アンチ・ヒーロー」テイラー・スウィフト
7位「アンホーリー」サム・スミス&キム・ペトラス
8位「Superhero (Heroes & Villains)」メトロ・ブーミン with フューチャー&クリス・ブラウン
9位「ラスト・クリスマス」ワム!
10位「Rich Flex」ドレイク&21サヴェージ

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