ゼイン、故ジミ・ヘンドリックスの80歳の誕生日を祝して名曲「エンジェル」をカバー
ゼイン、故ジミ・ヘンドリックスの80歳の誕生日を祝して名曲「エンジェル」をカバー

 現地時間2022年11月25日、ゼインが故ジミ・ヘンドリックスによる名曲「エンジェル」のカバーを公開し、伝説的ギタリストの音楽的レガシーを祝った。故ヘンドリックスの80歳の誕生日になるはずだった11月27日を前に公開されたこの楽曲のオリジナルは、1971年の遺作アルバム『クライ・オブ・ラブ』に収録されていた。

 ゼインは、「ジミ・ヘンドリックスの80歳の誕生日を祝うためのコラボレーションを依頼されたことは、予想外でしたが、非常に大きな名誉です」とコメントし、「ジミ、そして彼の音楽とファンには、多大な尊敬と憧れを抱いています。“エンジェル”がリリースされました。皆さんが、私と同じぐらいこの曲を愛してくれることを願っています。ジミ、80歳の誕生おめでとう」と楽曲のリンクとともにツイートした。

 ゼインは先週頭に、故ヘンドリックスによるオリジナル楽曲をフィーチャーしたコラボレーションの約15秒のティーザーを公開していた。故ヘンドリックスの遺産管理団体Experience Hendrix, L.L.C.は、以前米ビルボードに対し、「我々は、ゼインがジミ・ヘンドリックスの“エンジェル”のオリジナル曲を、彼のカバーで使用してくれたことを嬉しく思っています」と述べ、「我々は、ヘンドリックスによる名曲の新バージョンが、新しい世代のリスナーにジミの才能について伝え、彼の不滅のレガシーをさらに前進させることを期待しています」と話していた。

 史上最高のロック・ギタリストの一人と称される故ヘンドリックスは、1970年9月18日に27歳の若さで亡くなった。

 ワン・ダイレクション脱退後、ゼインはR&B寄りなデビュー曲「ピロートーク」で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”首位を獲得し、映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』のサウンドトラックにテイラー・スウィフトとのコラボ曲「アイ・ドント・ワナ・リブ・フォーエヴァー」を提供していた。さらにシーア、ニッキー・ミナージュ、ザヴィア・ワードともタッグを組んでおり、後者との楽曲は2019年に公開された実写版映画『アラジン』から「ア・ホール・ニュー・ワールド」のカバーだった。また最近では、子供向けアニメ映画『10 Lives』で声優を務めることが発表されている。