<レポート>LE SSERAFIMが待望のカムバック、2ndミニALリリース記念ショーケース開催
<レポート>LE SSERAFIMが待望のカムバック、2ndミニALリリース記念ショーケース開催

 LE SSERAFIMの2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』の発売を記念し、リリース日の10月17日に韓国にてメディア・ショーケースが開催された。

 BTSらを擁するHYBE初のガールズ・グループ“LE SSERAFIM”は、KIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEの5人組で、総括プロデューサーはBTSの生みの親として知られるパン・シヒョクが務める。

 1stミニアルバム『FEARLESS』から約5か月ぶりのカムバックを果たしたLE SSERAFIMは、今作のリリースに先駆け、表題曲「ANTIFRAGILE」のミュージックビデオを解禁しており、ファンからも大きな期待が寄せられていた。

 5か月ぶりのカムバックや2ndミニアルバムについて、リーダーのKIM CHAEWONは「今回も一生懸命準備しました。デビュー曲を超えるステージを披露したいです」「誰もがそうであるように、自分が進む道は全て薔薇色ではない、私達は目標があってどんな困難でも乗り越えていくという思いもアルバムに盛り込んでいきました」と意気込みを語った。

 また、SAKURAとHUH YUNJINがトラック作りに参加したミニアルバム5曲目の「Good Parts (when the quality is bad but I am)」について、SAKURAは「完ぺきではない自分の姿まで愛したいという意味が込められています」とコメント。今作のダンスについては、「振り付けの難易度は本当に難しい」「デビュー曲と比べてもあらゆる面でステップアップした」「『FEARLESS』の少なくとも2倍は難しいと感じた」と、メンバーそれぞれの口から、ダンスの難易度がかなり高いことが明かされた。

 タイトル『ANTIFRAGILE』について、KIM CHAEWONは「衝撃を受ける程、もっと強くなる、強固になる、という意味があります」と説明し、HUH YUNJINは「辛い時を過ごしていたり、何かを乗り越えないといけなかったりする人には、最初から最後のトラックまで聴いてほしいです。私達の音楽を聴いて、少しでも力と癒しを感じ、共感してもらえたら嬉しいです」と語った。

 表題曲「ANTIFRAGILE」のミュージックビデオ公開を経て、メンバー全員がMVと同じデニムルックで登場すると、同曲をステージで初披露。アフロ・ラテンスタイルの中毒性あるポップジャンルの楽曲で、5人の息がぴったり合ったパフォーマンスが魅力的だ。サビのポイントダンスは、筋肉を自慢するのような振り付けから“マッスルキャット”と名付けられ、ダンスチャレンジも今後話題になりそうだ。

 さらに、大人っぽい白と黒が基調の衣装に着替えたメンバーは、ミニアルバム3曲目の「Impurities」も披露。HYBEのオリジナル・ストーリー『Crimson Heart』のテーマソングでもある本楽曲は、表題曲「ANTIFRAGILE」とは打って変わって、ヒップホップ・リズムのグルーヴィーな甘いR&B。サビのパートで親指をくわえるような振り付けが印象的で、大人っぽくも柔らかな雰囲気のあるパフォーマンスを見せた。

 質疑応答のなかでメンバーは「カムバックを待ってくれているファンの皆さんにいい姿を見せられるよう、一生懸命努力しました」「新曲を出すたびにいつも緊張しますが、私達も期待にこたえられるように頑張ります」とポジティブに語り、約1時間の会見は終了。カムバックまでの努力と心持ち、今作に向けてのメンバー同士の絆や芯の強さを改めて存分に感じることができた。パワーアップしたLE SSERAFIMの今後に是非注目したい。

Text by Rumi Miyamoto
(P)&(C) SOURCE MUSIC