【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー自身初の首位、サム・スミス&キム・ペトラス3位デビュー

2022/10/04 13:10

【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー自身初の首位、サム・スミス&キム・ペトラス3位デビュー
【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー自身初の首位、サム・スミス&キム・ペトラス3位デビュー


 スティーヴ・レイシーの「バッド・ハビット」が首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
 Hot 100史上1,142番目のNo.1タイトルに輝いた「バッド・ハビット」は、7月16日付で100位に初登場してから8月13日付で7位にTOP10入りして、6位に2週、3位、2位を4週キープした後、今週首位に到達した。
 今週の集計期間中(9月23日~29日)、エアプレイが8%増加の4,030万回、ストリーミングが4%増加の2,040万回、セールスも4%増加の2,000にそれぞれ上昇し、エアプレイ・チャートでは先週の8位から7位に順位を上げたが、ストリーミング・ソング・チャートでは1位から2位に、デジタル・ソング・セールス・チャートでも37位から38位に順位を落としている。
 「バッド・ハビット」は、スティーヴ・レイシーにとってHot 100にエントリーした初のタイトルで、初の首位獲得曲となる。同様のケースでは、今年グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」(3月から5週)と、映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックから、カロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティーリョ、アダーサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレーロ、ステファニー・ベアトリス、エンカント・キャストによる「秘密のブルーノ」(1月から5週)が、それぞれ初のエントリーにして首位獲得を果たしている。
 なお、昨年はオリヴィア・ロドリゴの「ドライバーズ・ライセンス」と、ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるコラボレーション・プロジェクト=シルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」が、それぞれHot 100にエントリーした初のタイトルで首位を獲得したが、オリヴィア・ロドリゴは正式なシングルとしてリリースされる前に「オール・アイ・ウォント」が、シルク・ソニックはメンバーそれぞれのソロ曲でチャートインしたことがある。
 Hot 100に初めてエントリーした曲で首位を獲得した男性ソロ・アーティストとしては、ジョーシュ685の「サベージ・ラブ with ジェイソン・デルーロ&BTS」(2020年10月17日付)以来約2年ぶりで、ゲスト・クレジットのない男性ソロ・アーティストの曲としては、2019年11月に3週をマークしたルイス・キャパルディの「サムワン・ユー・ラブド」以来、約3年ぶりのタイトルとなる。
 「バッド・ハビット」のヒットを受けて、「スタティック」が先週の82位から78位、「ダーク・レッド」が95位から79位にそれぞれ最高位を更新している。「バッド・ハビット」と 「スタティック」は、今年7月16日にリリースした『ジェミニ・ライツ』からのシングルで、本作は7月30日付アルバム・チャート“Billboard 200”で7位に、アルバムとしても自身初のTOP10入りを果たしている。
 なお、Hot 100にエントリーしたのは「バッド・ハビット」が初のタイトルだが、ギタリストとしてメンバーにクレジットされているジ・インターネットの作品や、レコーディング・アーティストとして参加したフランク・オーシャン、タイラー・ザ・クリエイター、ヴァンパイア・ウィークエンドなどの作品としてはランクインしたことがある。
 「バッド・ハビット」の販売元レーベル<RCAレコード>としては、2020年5月16日付でドージャ・キャットの「セイ・ソー feat. ニッキー・ミナージュ」が達成して以来、約1年5か月ぶりの首位獲得で、Hot 100に初めてエントリーしたアーティストの曲としては、 2015年1月から14週を記録したマーク・ロンソンの「アップタウン・ファンク feat. ブルーノ・マーズ」以来のNo.1タイトルとなる。
 100位に初登場した曲が1位を獲得したのは「バッド・ハビット」が史上12曲目で、その他には以下の11曲がある。なお、今年は「ヒート・ウェイヴス」の2曲がその快挙を達成した。
※()は達成年
スティーヴ・レイシー「バッド・ハビット」(2022年10月)
グラス・アニマルズ「ヒート・ウェイヴス」(2022年3月)
ウィズ・カリファ「シー・ユー・アゲイン feat. チャーリー・プース」(2015年4月)
ウィズ・カリファ「ブラック・アンド・イエロー」(2011年2月)
クリス・ブラウン「キス・キス feat. T-ペイン」(2007年11月)
UB40「好きにならずにいられない」(1993年7月)
ヴィッキー・ローレンス「ジョージアの灯は消えて」(1973年4月)
パーシー・スレッジ「男が女を愛する時」(1966年5月)
スティーヴ・ローレンス「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」(1963年1月)
ハイウェイメン「漕げよマイケル」(1961年9月)
マーク・ダイニング「ティーン・エンジェル」(1960年2月)
ウィルバート・ハリソン「カンサス・シティ」(1959年5月)
 タイトルに「バッド(Bad)」を含む曲が首位を獲得したのは史上14曲目で、その他には以下の13曲がある。
※()は達成年
スティーヴ・レイシー「バッド・ハビット」(2022年)
ビリー・アイリッシュ「バッド・ガイ」(2019年)
ミーゴス「バッド・アンド・ブージー feat. リル・ウージー・ヴァート」(2017年)
テイラー・スウィフト「バッド・ブラッド feat. ケンドリック・ラマー」(2015年)
ダニエル・パウター「バッド・デイ」(2006年)
アッシャー「ユー・ガット・イット・バッド」(2001年)
ボン・ジョヴィ「バッド・メディシン」(1988年)
マイケル・ジャクソン「バッド」(1987年)
ボン・ジョヴィ「ユー・ギブ・ラブ・ア・バッド・ネーム」(1986年)
ドナ・サマー「バッド・ガールズ」(1979年)
ニール・セダカ「バッド・ブラッド」(1975年)
ジム・クロウチ「バッド・バッド・リロイ・ブラウン (リロイ・ブラウンは悪い奴)」(1973年)
オズモンズ「ワン・バッド・アップル」(1971年)
ジミー・ディーン「ビッグ・バッド・ジョン」(1961年)
 「バッド・ハビット」は、ロック&オルタナティブ・ソング・チャート、ロック・ソング・チャート、オルタナティブ・ソング・チャートでそれぞれ6週目、R&Bソング・チャートとR&B/ヒップホップ・チャートではそれぞれ5週目の首位を獲得して、5つのチャートで1位を獲得した初のタイトルを5週目に更新した。
 先週、首位獲得週を通算15週目に更新したハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」は今週2位にダウンしたが、週間6,280万回(1%減少)を記録してエアプレイ・チャートでは8週目の首位をキープしている。セールスは11%減少の3,000に下降したが、ストリーミングは3%増加の1,400万回に上昇した。
 「アズ・イット・ワズ」は、1位に初登場した4月16日付から今週10月8日付までの26週間連続、約半年間TOP3にランクインし続けた初のタイトルで、TOP2のランクイン総週も史上最長の25週間に記録を更新している。
 続いて3位には、サム・スミスとキム・ペトラスのコラボレーション・シングル「アンホーリー」が初登場。サム・スミスにとって、Hot 100でのTOP10入りは以下に続く7曲目で、キム・ペトラスにとっては自身初のタイトルとなる。Hot 100に初めてエントリーしたアーティストの曲としては、2016年2月にNo.1デビューを飾ったゼインの「ピロウトーク」以来、初登場としての最高位で、それ以前には2013年3月にバウアーが「ハーレム・シェイク」で同1位に初登場したことがある。
サム・スミス TOP10タイトル
7位「ラッチ with ディスクロージャー」(2014年)
2位「ステイ・ウィズ・ミー」(2014年)
2位「アイム・ノット・ジ・オンリー・ワン」(2014年)
8位「レイ・ミー・ダウン」(2015年)
4位「トゥー・グッド・アット・グッバイズ」(2017年)
7位「ダンシング・ウィズ・ア・ストレンジャー with ノーマニ」(2019年)
 「アンホーリー」は、初週のセールスが12,000、ストリーミングが2,320万回をそれぞれ記録して、セールスとストリーミングの両チャートで1位を獲得した。エアプレイ・チャートにはまだランクインしていないが、今週280万回を記録している。
 セールス・チャートでの首位獲得は、サム・スミスにとって「トゥー・グッド・アット・グッバイズ」(2017年)に続く2曲目で、ストリーミング・チャートでは初のタイトルとなる。キム・ペトラスにとっては、いずれのチャートでも自己最高位にして初の首位を獲得した。次週10月15日付チャートには、9月30日に公開されたミュージック・ビデオの再生数が反映されるため、上位をキープする可能性が高い。
 先週3位に最高位を更新したポスト・マローンの「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング) with ドージャ・キャット」は4位に、ニッキー・ユーア&デイジーの「サンルーフ」も4位から5位に、ニッキー・ミナージュの「スーパー・フリーキー・ガール」も5位から6位に、それぞれワンランクダウンした。なお、「スーパー・フリーキー・ガール」はラップ・ソング・チャートで7週目の首位を獲得している。
 映画『トップガン マーヴェリック』に提供したワンリパブリックの「アイ・エイント・ウォーリード」は今週も7位をキープして、2週間6位をキープしたモーガン・ウォレンの「ユー・プルーフ」は今週8位に順位を下げたが、カントリー・ソング・チャートでは7週目の首位を獲得している。
 続いて今週9位には、カーディ・Bと米テネシー州メンフィス出身のフィーメール・ラッパー=GloRilla(グロリラ)のコラボレーション「Tomorrow 2」が初登場し、カーディ・Bは通算11曲目、グロリラは自身初のTOP10入りを果たした。なお、TOP10には初めてのランクインとなるが、前シングル「F.N.F. (Let's Go)」が9月に最高42位まで上昇し、8月にはR&B/ヒップホップ・エアプレイ・チャートで首位を獲得している。
カーディ・B TO10タイトル
1位「ボダック・イエロー」(2017年)
6位「モーター・スポーツ」ミーゴス feat. ニッキー・ミナージュ&カーディ・B(2017年)
3位「フィネス with ブルーノ・マーズ」(2018年)
4位 「ノー・リミット」G・イージー feat. エイサップ・ロッキー&カーディ・B(2018年)
1位「アイ・ライク・イット feat. バッド・バニー&J.バルヴィン」(2018年)
1位「ガールズ・ライク・ユー」マルーン5 feat. カーディ・B(2018年)
3位「プリーズ・ミー with ブルーノ・マーズ」
1位「WAP with ミーガン・ザ・スタリオン」(2020年)
1位「Up」(2021年)
4位「ルーマーズ with リゾ」(2021年)
9位「Tomorrow 2 with グロリラ」(2022年)
 「Tomorrow 2」は、初週9,000を売り上げてデジタル・ソング・セールス・チャートで2位、1,970万回を記録してストリーミング・ソング・チャートで3位にそれぞれデビューした。エアプレイ・チャートにはまだランクインしていないが、今週350万回を記録している。
 10位は、リゾの「アバウト・ダム・タイム」が先週の9位からランクダウンした。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは10月7日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「バッド・ハビット」スティーヴ・レイシー
2位「アズ・イット・ワズ」ハリー・スタイルズ
3位「アンホーリー」サム・スミス&キム・ペトラス
4位「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング)」ポスト・マローン with ドージャ・キャット
5位「サンルーフ」ニッキー・ユーア&デイジー
6位「スーパー・フリーキー・ガール」ニッキー・ミナージュ
7位「アイ・エイント・ウォーリード」ワンリパブリック
8位「ユー・プルーフ」モーガン・ウォレン
9位「Tomorrow 2」グロリラ&カーディ・B
10位「アバウト・ダム・タイム」リゾ

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