【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー通算9週目の首位、デミ・ロヴァート/マドンナらがTOP10デビュー

2022/08/29 14:09

【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー通算9週目の首位、デミ・ロヴァート/マドンナらがTOP10デビュー
【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー通算9週目の首位、デミ・ロヴァート/マドンナらがTOP10デビュー


 バッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』が4度目の返り咲きを果たし、通算9週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
 『Un Verano Sin Ti』が今週獲得した105,000ユニットの内訳、102,000がアルバム・ストリーミング(SEA)で、トラックによるユニット(TEA)とアルバム・セールスは残りのわずかだった。週間ストリーミングは1億4,372万回を記録している。
 2022年度のチャートでは、1月~3月にかけて同9週を記録したディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックと並ぶ首位最長記録を更新し、次週首位をキープすることができれば、昨年の1月~3月に10週を記録したモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』以来の最長記録に達する。
 初登場から今週までの順位の変動、週間ユニットは以下のとおりで、4度目の返り咲き、初週(5月21日付)を含むと5度目の首位を獲得したことになる。
5月21日 1位(274,000ユニット)
5月28日 2位(182,000ユニット)
6月4日 2位(155,000ユニット)
6月11日 2位(141,500ユニット)
6月18日 1位(137,000ユニット)
6月25日 2位(129,000ユニット)
7月2日 2位(121,000ユニット)
7月9日 1位(115,000ユニット)
7月19日 1位(110,000ユニット)
7月23日 1位(105,000ユニット)
7月30日 1位(103,000ユニット)
8月6日 1位(98,000ユニット)
8月13日 2位(104,000ユニット)
8月20日 1位(108,800ユニット)
8月27日 2位(108,000ユニット)
9月3日 1位(105,000ユニット)
 5度目の首位を獲得したのは、2011年3月から2012年6月までに10回、通算24週の首位を獲得したアデルの『21』以来、約10年ぶりの快挙で、初登場から16週連続でTOP2をキープしたのは、2016年5月から9月にかけて17週をマークしたドレイクの『ヴューズ』以来、約6年ぶりの記録となる。
 先週1位に初登場したロッド・ウェーブの新作『Beautiful Mind』は、週間ユニットが51%減少の57,000に急落し、今週2位にダウンした。ビヨンセの『ルネッサンス』も18%減少の52,000にユニット数を落としているが、順位は3週連続で3位をキープしている。
 4位は前述の『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(49,000ユニット / 1%増加)が先週の6位から上昇し、初登場した昨年1月からのTOP10ランクイン総週を84週目に更新した。チャートの集計がはじまった1956年3月24日付以降、TOP10にランクインした記録が通算84週を上回ったのは歴代11作目で、次週記録を更新すれば、サウンドトラックを除く最長記録を保持しているピーター・ポール&マリーの85週に並ぶ。
Billboard 200(1956年3月24日~)TOP10ランクイン総週記録
(年)は初めてTOP10入りした年
173週 サウンドトラック『マイ・フェア・レディ』(1956年)
109週 サウンドトラック『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)
106週 サウンドトラック『ウエスト・サイド物語』(1962年)
105週 オリジナル・キャスト・サウンドトラック『サウンド・オブ・ミュージック』(1960年)
90週 サウンドトラック『南太平洋』(1958年)
87週 オリジナル・キャスト・サウンドトラック『キャメロット』(1961年)
87週 サウンドトラック『オクラホマ!』(1956年)
85週 ピーター・ポール&マリー『ピーター・ポール&マリー』(1962年)
84週 ブルース・スプリングスティーン『ボーン・イン・ザ・USA』(1984年)
84週 アデル『21』(2011年)
84週 モーガン・ウォレン『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(2011年)
 5位は、先週の7位からハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』(45,000ユニット / 4%増加)が再浮上し、6位はヤング・ボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの『The Last Slimeto』(37,000ユニット / 25%減少)が先週の6位からダウン。7位には、デミ・ロヴァートの新作『HOLY FVCK』が初登場した。
 『HOLY FVCK』の初動ユニットは33,000で、その内訳アルバム・セールスが20,000、アルバム・ストリーミングが12,000 (1,562万回) 、トラックによるユニット数は残りのわずかだった。本作は、昨年の4月17日付で2位にデビューした前作『ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル……ジ・アート・オブ・スターティング・オーヴァー』から1年4か月ぶり、通算8枚目のスタジオ・アルバムで、以下に続く8作連続のTOP10入りを果たした。
2位『ドント・フォーゲット』(2008年)
1位『ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』(2009年)
4位『アンブロークン』(2011年)
3位『デミ』(2013年)
2位『コンフィデント』(2015年)
3位『テル・ミー・ユー・ラブ・ミー』(2017年)
2位『ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル……ジ・アート・オブ・スターティング・オーヴァー』(2021年)
7位『HOLY FVCK』(2022年)
 続いて今週8位には、マドンナのリミックス・アルバム『ファイナリー・イナフ・ラヴ:50ナンバー・ワンズ』がデビュー。初動ユニットは30,000で、その内訳アルバム・セールスが28,000、アルバム・ストリーミングは2,000(200万回)、トラックによるユニットは残りのわずかだった。
 マドンナは、これで1980年代、1990年代、2000年代、2010年代、そして2020年代の5つの年代でBillboard 200のTOP10入りした初の女性アーティストという記録を打ち出した。また、リミックス・アルバムとしては、2014年12月13日付で8位をマークしたビヨンセの『More Only』以来、約8年ぶりのTOP10入りを果たしている。これ以前には、ジャスティン・ビーバーの『ネヴァー・セイ・ネヴァー(ザ・リミックス)』(2011年3月)がリミックス・アルバムとして1位を獲得している。エレクトロニック/ダンス・リミックス・アルバムとしては、2010年8月にレディー・ガガの『ザ・リミックス』が6位を記録して以来の最高位を更新した。
 『ファイナリー・イナフ・ラヴ:50ナンバー・ワンズ』は、1982年にデビューしてから40年に及ぶキャリアの中で、ダンス・クラブ・チャートで50回目の首位を獲得したことを記念してリリースしたコンピレーション・アルバムで、公式では初めて解禁されるリミックス音源を含む全50曲(デラックス盤)で構成されている。
 先週4位に初登場したミーガン・ザ・スタリオンの新作『Traumazine』は、週間ユニットが53%減少の29,000に落ち込み今週9位にダウンした。続いて10位には、米カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された人気メタル・バンド=ファイヴ・フィンガー・デス・パンチの新作『アフターライフ』がデビューし、通算8作目のTOP10入りを果たした。初動ユニットは29,000で、その内訳アルバム・セールスが22,000、アルバム・ストリーミングが6,000 (806万回) をそれぞれ記録している。

Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは9月2日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
2位『Beautiful Mind』ロッド・ウェーブ
3位『ルネッサンス』ビヨンセ
4位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
5位『ハリーズ・ハウス』ハリー・スタイルズ
6位『The Last Slimeto』ヤング・ボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン
7位『HOLY FVCK』デミ・ロヴァート
8位『ファイナリー・イナフ・ラヴ:50ナンバー・ワンズ』マドンナ
9位『Traumazine』ミーガン・ザ・スタリオン
10位『アフターライフ』ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ

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