【米ビルボード・ソング・チャート】ニッキー・ミナージュ初登場1位、ローリン・ヒル以来24年ぶりの快挙

2022/08/23 13:12

【米ビルボード・ソング・チャート】ニッキー・ミナージュ初登場1位、ローリン・ヒル以来24年ぶりの快挙
【米ビルボード・ソング・チャート】ニッキー・ミナージュ初登場1位、ローリン・ヒル以来24年ぶりの快挙


 ニッキー・ミナージュの新曲「スーパー・フリーキー・ガール」が1位に初登場した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
 「スーパー・フリーキー・ガール」は、Hot 100で1位に初登場した通算63曲目のタイトルで、女性アーティストが達成するのは2022年初の快挙。また、女性ソロ・ヒップホップ(ラップ)アーティストによるフィーチャリングがない首位初登場曲としては、ローリン・ヒルの「ドゥー・ワップ(ザット・シング)」(1998年)以来約24年ぶり、史上2曲目のタイトルとなる。
 先月から今月にかけては、7月30日~8月6日付でリゾの「アバウト・ダム・タイム」、8月13日~8月20日付でビヨンセの「ブレイク・マイ・ソウル」、そして今週(8月27日付)ニッキー・ミナージュの「スーパー・フリーキー・ガール」に女性アーティストの曲が3曲連続で入れ替わり首位を獲得。ゲストのクレジットがない女性アーティスト単独の曲としては、2014年9月~2015年1月にかけてテイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」、メーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」、テイラー・スウィフトの「ブランク・スペース」が達成して以来、約8年ぶりの記録を更新している。
 ニッキー・ミナージュの首位獲得は、シックスナインとのコラボレーション「トロールズ」(2020年6月27日付)、ドージャ・キャットの「セイ・ソー feat. ニッキー・ミナージュ」(2020年5月16日付)に続く3曲目で、ゲスト・クレジットのない単独のタイトルとしては自身初の快挙。TOP10入りは、今年の2月19日付で2位にデビューした「ドゥ・ウィー・ハヴ・ア・プロブレム feat. リル・ベイビー」に続く通算21曲目で、Hot 100にランクインしたタイトルを124曲目に更新した。
 なお、同曲にサンプリングされているリック・ジェームスの「スーパー・フリーク」(1981年)は、同年Hot 100で最高16位を記録していて、その他サンプリングされた曲としては、M.C.ハマーの「ユー・キャント・タッチ・ディス」(1990年)も最高8位まで上昇している。
 「スーパー・フリーキー・ガール」は、初週ストリーミングが2,110万回、エアプレイが460万回、セールスは89,000をそれぞれ記録して、ストリーミング・ソング・チャートとデジタル・ソング・セールス・チャートの両チャートで1位に初登場した。ストリーミング・チャートでは、2014年9月に3週を記録した「アナコンダ」に続く2曲目、セールス・チャートでは通算12曲目にNo.1タイトルを更新している。なお、セールス・チャートでは2022年だけでも 「ドゥ・ウィー・ハヴ・ア・プロブレム feat. リル・ベイビー」(2月19日付)、「ブリック・ブリック with コイ・リレイ」(4月2日付)、「ウィー・ゴー・アップ feat. ファイヴィオ・フォーリン」(4月9日)の4曲が1位を獲得した。
 今週の集計期間(8月12日~18日)には、通常のクリーン・バージョンやアカペラ・バージョン、「Roman Remix」と題されたリミックスなど計8つのオプションとしてリリースされ、最終日にはダウンロードも69セントに値引きされている。
 その他、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでも1位を獲得し、両チャートでのNo.1タイトルを8曲目に更新した。なお、今年は前述の「ドゥ・ウィー・ハヴ・ア・プロブレム feat. リル・ベイビー」も両チャートで1位を獲得している。
 サンプリングされたリック・ジェームスの「スーパー・フリーク」は、1981年9月に R&B/ヒップホップ・ソング・チャートで最高3位を記録していて、M.C.ハマーの「ユー・キャント・タッチ・ディス」は1990年6月に1位を獲得した。同曲を使用した曲では、ジェイ・Zの「キングダム・カム」(2006年)がR&B/ヒップホップ・ソング・チャートで52位、Hot 100で98位に、グッチ・メインの「フリーキー・ガール」(2007年)もR&B/ヒップホップ・ソング・チャートで19位、Hot 100で62位にランクインしている。
 チャートに戻り、先週2位に再浮上したハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」は、今週も同位をキープして今年のソング・オブ・ザ・サマーでは12週目に首位獲得週を更新。3位も、先週に続きリゾの「アバウト・ダム・タイム」がTOP3をキープ。週間8,240万回を記録して、エアプレイ・チャートで7週目、R&Bソング・チャートでは12週目の首位を獲得した。
 2週連続で首位をキープしたビヨンセの「ブレイク・マイ・ソウル」は今週4位にダウンしたが、 ダンス/エレクトロニック・ソング・チャートでは初登場から8週目の首位をキープしている。ケイト・ブッシュの「神秘の丘/Running Up That Hill (A Deal With God)」(1985年)も4位から5位に順位を下げたが、ロック・ソング・チャート、ロック&オルタナティブ・ソング・チャート、オルタナティブ・ソング・チャートでは各11週目の首位をキープした。
 6位は、先週に続きスティーヴ・レイシーの「バッド・ハビット」が同位にランクインし、7位には先週の8位からニッキー・ユーア&デイジーの「サンルーフ」が上昇して最高位を更新した。「サンルーフ」は、前週から9%増加の6,560万回を記録して今週のAirplay Gainerを、15%増加の1,000万回を記録してStreaming Gainerをそれぞれ獲得している。また、ポップ・エアプレイ・チャートとアダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでは1位に到達し、ニッキー・ユーア、デイジー両者にとって初のNo.1タイトルを獲得した。
 以下、フューチャーの「Wait for U feat. ドレイク&テムズ」が7位から8位にダウンして、9位には先週の11位からバッド・バニーの「Me Porto Bonito with チェンチョ・コルレオーネ」が、10位には先週の13位から ポスト・マローンの「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング) with ドージャ・キャット」がそれぞれ再TOP10入りを果たした。「Me Porto Bonito」は、ラテン・ソング・チャートで14週目の首位をキープしている。

Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月26日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「スーパー・フリーキー・ガール」ニッキー・ミナージュ
2位「アズ・イット・ワズ」ハリー・スタイルズ
3位「アバウト・ダム・タイム」リゾ
4位「ブレイク・マイ・ソウル」ビヨンセ
5位「神秘の丘」ケイト・ブッシュ
6位「バッド・ハビット」スティーヴ・レイシー
7位「サンルーフ」ニッキー・ユーア&デイジー
8位「Wait for U」フューチャー feat. ドレイク&テムズ
9位「Me Porto Bonito」バッド・バニー with チェンチョ・コルレオーネ
10位「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング)」ポスト・マローン with ドージャ・キャット

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