ポール・マッカートニー、【グラストンベリー】でデイヴ・グロール/ブルース・スプリングスティーンとコラボ
ポール・マッカートニー、【グラストンベリー】でデイヴ・グロール/ブルース・スプリングスティーンとコラボ

 現地時間2022年6月25日、ポール・マッカートニーが【グラストンベリー・フェスティバル】にヘッドライナーとして登場し、ロック界から豪華ゲストたちを迎えた約2時間半に及ぶライブを行った。

 元々2020年の【グラストンベリー】に出演予定だったポールだが、新型コロナウイルスの影響により2020年と2021年の開催はいずれも中止となった。先日80歳の誕生日を迎えた彼は、同フェスティバルにおける最高齢のソロ・ヘッドライナーとなった。

 ポールは、バンドとともに、「ゲット・バック」、「ヘイ・ジュード」、「ブラックバード」、「レット・イット・ビー」など、ザ・ビートルズの名曲の数々に加え、ソロ・キャリアから「007 死ぬのは奴らだ/Live and Let Die」などのヒット・ナンバーや最新曲をプレイした。

 ザ・ビートルズの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」とポール・マッカートニー&ウイングスの「バンド・オン・ザ・ラン」では、フー・ファイターズのデイヴ・グロールがステージにサプライズで登場した。また、ブルース・スプリングスティーンと彼の「グローリー・デイズ」、さらにはザ・ビートルズの「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」で共演を果たした。

 ポールは、2001年にこの世を去ったジョージ・ハリスンが手がけた「サムシング」で亡きバンド・メンバーを追悼すると、1980年に亡くなったジョン・レノンの映像と「アイヴ・ガッタ・フィーリング」をバーチャル・デュエットした。

 【グラストンベリー】最終日となる日曜日のヘッドライナーは、ケンドリック・ラマーが務める。50周年を迎えた【グラストンベリー】には、今年4日間でおよそ20万人が足を運んでいる。ビリー・アイリッシュ、ジギー・マーリー、メーガン・ザ・スタリオン、フォールズ、オリヴィア・ロドリゴ、ダイアナ・ロス、ハービー・ハンコック、ペット・ショップ・ボーイズなど3,000組のアーティストが出演し、他にもゲストとして環境運動家のグレタ・トゥーンベリが気候変動に関する熱のこもったスピーチを行い、金曜日にはウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がビデオ・メッセージを通じて登場した。