カイリー・ミノーグ、故プリンスと生前にコラボしかけたことがあったと明かす
カイリー・ミノーグ、故プリンスと生前にコラボしかけたことがあったと明かす

 カイリー・ミノーグが、2022年6月7日に放送された米Bravo TVのトーク番組『Watch What Happens Live With Andy Cohen』に出演し、幻に終わった故プリンスとのコラボ作や、カイリー・ジェンナーとの法廷闘争などについて語った。

 米国で6月はプライド月間だが、ミノーグはキャリア初期にLGBTQコミュニティーに受け入れられてから、自他共に認めるゲイ・アイコンであり、常に自身のクィアなファンたちが見えていると感じられるように努めてきた。そんな彼女は、“究極のゲイ・アンセムは何?”という質問に対し、その基準に当てはまる楽曲はたくさんあるとしつつも、グロリア・ゲイナーの「アイ・ウィル・サバイブ」(邦題:恋のサバイバル)を推した。

 彼女はまた、1987年のデビュー・シングル「ザ・ロコモーション」について、この楽曲が世界中で大ヒットしてから長い間、ライブで披露することに複雑な思いがあったことを明かした。彼女は、「何年もの間この曲を演奏するのは少し気まずかったですね。その後2018年の【ゴールデン・ツアー】でディスコ・バージョンを披露したんですが、非常に楽しかったんです。そして今、たまにライブでやると大ウケします。列になって踊る人たちがいたりして、(この曲は)あの時代のものですし、それを受け入れるしかないですね」と述べている。

 同じくゲストのエミー・ロッサムと共に出演したミノーグは、2016年に亡くなるずっと前に、故プリンスとコラボしかけたことも語った。彼女は、「私は超、超超プリンス・マニアなんです」と、90年代に初めて彼に会った時のことを話し、「ある楽曲のデモ録りをやりました。彼に歌詞を渡したんです。どこにあるのかは分かりませんが、どこかのカセットに入っています。彼のエステート(遺産管理団体)が持っていると思いますよ」と明かしている。

 彼女はまた、2017年に米国で“カイリー”という名前を商標登録しようとしたカイリー・ジェンナーを訴えた訴訟についても振り返り、「あれは単なるビジネスでした。私は生涯をかけて自分のブランドを守り、築き上げてきましたから、やらなければならないことだったんです。私たちは合意に達しましたよ」と述べている。