マドンナ、伝記映画の主演はジュリア・ガーナーが最有力
マドンナ、伝記映画の主演はジュリア・ガーナーが最有力

 マドンナが監督を務めるユニバーサルの伝記映画で、ジュリア・ガーナーが主演を務める最有力候補として注目されている。現在はまだ過程の初期のため、契約交渉がどの程度進んでいるのかは不明だ。

 もし契約が成立すれば、Netflixドラマ『令嬢アンナの真実』などで知られるガーナーは、振付師との振付セッションや、マドンナ本人との振付、歌、朗読セッションなどが含まれる何か月にもわたるプロセスを経てマドンナ役を演じる機会を獲得したことになる。ほかにはフローレンス・ピュー、オデッサ・ヤング、アレクサ・デミーなどの女優がこの役のオーディションを受けた。

 この映画はマドンナと共にエイミー・パスカル(『スパイダーマン:スパイダーバース』など)が製作し、エリン・クレシダ・ウィルソン(『セクレタリー』など)が脚本を共同で執筆している。

 2021年10月に『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に出演した際、マドンナは、「私が(自伝映画を)やっている理由は、多くの人が私の映画を書こうとしてきたけれど、いつも男性だったから」と語っていた。ブレット・ラトナーのRatPacとマイケル・デ・ルカが以前、2016年のブラック・リスト(業界関係者へのアンケートで選出される、製作までには至っていない人気脚本の年間リスト)入りした脚本『ブロンド・アンビション』を基に、ユニバーサルでマドンナの伝記映画を製作することになっていた。2020年には、ユニバーサルのために本人が伝記映画を監督し、【アカデミー賞】受賞脚本家のディアブロ・コーディ(『JUNO/ジュノ』など)と共同で脚本を書くことが発表された。その後、ウィルソンが共同脚本を引き継いだ。

 ガーナーはNetflixの犯罪ドラマ・シリーズ『オザークへようこそ』で2つの【エミー賞】を受賞している。最近では、ションダ・ライムズによる『令嬢アンナの真実』に主演した。これまで低予算のプロジェクトや『ジ・アシスタント』、『愛しのグランマ』のようなインディーズ作品に関わってきたガーナーにとって、本作はこれまでで最大の役となる。