スウェード、9枚目のアルバム『Autofiction』を9月にリリースへ
スウェード、9枚目のアルバム『Autofiction』を9月にリリースへ

 90年代のUKロックを代表するバンドの一つ、スウェードが9枚目となるスタジオ・アルバム『Audofiction』を9月16日にリリースすることを発表した。

 スウェードはニューアルバム『Autofiction』収録楽曲の制作にあたり、基本に立ち返ることにしたという。Brett Anderson、Mat Osman、Simon Gilbert、Richard Oakes、Neil Codlingは、キングス・クロスにあるスタジオに集まり自身のルーツに戻った。

 『Autofiction』について、Brett Andersonは次のようにコメントしている。

「“Autofiction”は俺らのパンク・レコードだ。口笛もベルもない。ただ5人で集まって、不具合や失敗をすべて受け入れ、バンドがその原始的な混乱をすべてさらけ出している」

 『Autofiction』はノースロンドンのKonkスタジオで長年のコラボレーター、Ed Bullerと共にライブ録音された。Edは今月30周年を迎えるスウェードのデビュー・シングル「The Drowners」のプロデュースを務めた。

 Brett Andersonはさらに、「“Autofiction”には自然な新鮮さがあり、それは俺らがいたい場所なんだ」とコメント。スウェードはある意味、30年前に活動を始めたときと同じ場所にいる。ベースのMatt Osmanは「このアルバムの作曲やリハーサルをしているときは、まさに肉体的な興奮を味わうことができた」と語っている。

 1stシングル「She Still Leads Me On」はアルバムのあり方を再構築したトラックで、Brettから亡き母へ向けて書かれた美しい曲だ。アルバム・タイトルが示すように『Autofiction』はBrettにとって最もパーソナルな作品のひとつとのこと。高い評価を得ている回顧録『Coal Black Mornings』や『Afternoons With The Blinds Drawn』の執筆過程を振り返ることで、Brettは人前でパフォーマンスするシンガーとしての自分自身を新たに見つめ直し、その多くを『Autofiction』の叙情詩に滲ませている。

 スウェードはアルバム『Autofiction』リリースの後、10月にはロンドンのElectric Ballroomで2回の特別公演を開催する。その他のライブ活動も今後発表される予定だ。
https://www.suede.co.uk/

◎リリース情報
アルバム『Autofiction』
2022/9/16 Release
1.She Still Leads Me On
2.Personality Disorder
3.15 Again
4.The Only Way I Can Love You
5.That Boy on the Stage
6.Drive Myself Home
7.Black Ice
8.Shadow Self
9.It’s Always the Quiet Ones
10.What am I Without You?
11.Turn off Your Brain and Yell
https://suede.lnk.to/autofictionPR

Artist Photo by Dean Chalkley