BTSのV、ニューAL『Proof』の選曲のインスピレーションを語る
BTSのV、ニューAL『Proof』の選曲のインスピレーションを語る

 グループ結成から約9年、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で6曲のNo.1ヒットと数百万枚のアルバム・セールスを記録したBTSは、今年6月に3曲のオリジナル曲を収録した3枚組アンソロジー・アルバム『Proof』のリリースを控えている。

 だが世界で最も成功したボーイズ・バンドに所属していても、自己不信に陥ることはあるようで、メンバーのVが『Proof』に収録されている楽曲に絡めて自己分析している音声がBIGHIT MUSICのTwitterに投稿された。26歳のVことキム・テヒョンは「Singularity」と「00:00 (Zero O'Clock)」を選曲し、それらの楽曲が自分にとってどのような意味があるのかについて明かしている。

 韓国語の音声に英語字幕がついている動画で彼は、「キム・テヒョンとVというアーティストを別々に考えがちで、“Singularity”のミュージック・ビデオで視覚的に描かれているように、どちらかを選ばなければならないと考えていました。その時、自分という人間について真剣に考え、少し混乱したんです。アーティストのVは、ステージでパフォーマンスをし、A.R.M.Y.と一緒に楽しみます。でもキム・テヒョンは家族や友人と普通の日々を過ごしているんです」と語っている。

 「Singularity」は、BTSの2018年のアルバム『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』に収録されている、Vのソロ曲だ。MVでは、バック・ダンサーを従えたダンス・シーンと、一人で歌う瞬間が交互に切り替わり、複数の白い仮面が浮かぶ前で一人でダンスを披露するシーンも登場する。

 そんな彼は、「今は自分の両面を受け入れながら、分けて考えられるようになりました。真夜中(0時)になると1日がリセットされるように、僕もあれこれ考える負担を減らしました。でもこの考え込んでいた時間が、今の自分を作ったという証拠(proof)だと思うんです」と語っている。

 「Singularity」は『Proof』のDisc 2の一曲として再リリースされる。Disc 1を構成する“Hot 100”ヒット曲とは対照的に、Disc 2にはBTSのディープ・カッツが収録される。フル・パッケージは6月10日に発売され、Disc 3はCDのみでの発売となる。