エルトン・ジョン、『マッドマン』50周年記念盤から「可愛いダンサー」のピアノ・デモ公開

2022/04/22 13:31

エルトン・ジョン、『マッドマン』50周年記念盤から「可愛いダンサー」のピアノ・デモ公開
エルトン・ジョン、『マッドマン』50周年記念盤から「可愛いダンサー」のピアノ・デモ公開


 エルトン・ジョンのアルバム『マッドマン』(原題:Madman Across The Water)の発売50周年記念リイシュー盤が、CD3枚組+Blu-ray1枚のスーパー・デラックス・ボックス・セットとCD2枚組の2形態で、2022年6月10日に日本で発売される。
 今回の発表にあわせて、50周年記念盤に収録される未発表音源「可愛いダンサー」のピアノ・デモが、アーカイブから新たに公開された。1971年春、英ロンドン中心部にあるディック・ジェームズ・スタジオで録音されたこの音源では、エルトンのみが一人でピアノを和やかに演奏しており、後のバンド・バージョンの指針となっている。
 アルバム『マッドマン』50周年記念盤は、全4種の形態(日本では2種の形態)で発売される。ボブ・ラドウィックがリマスターを手掛けた2016年版オリジナル・アルバム本編が、全形態に収録されている。CD3枚組+Blur-ray1枚のスーパー・デラックス・ボックス・セットには計18曲の未発表曲の他、同時期の貴重な復刻音源、アルバム本編収録曲のピアノ・デモ、1972年に英BBCで放送された『サウンズ・フォー・サタデー・コンサート』の音源も収録。Blu-rayにはグレッグ・ペニーによるアルバムの5.1ミックス音源に加え、『サウンズ・フォー・サタデー』及び1971年に放映された英BBCテレビの音楽番組『オールド・グレイ・ホイッスル・テスト』の映像が収録されている。
 LP4枚組ボックス・セット(日本では輸入盤のみ)には、スーパー・デラックス・ボックス・セット(3CD+1Blu-ray)の音源部分のみが収録される。両ボックス・セットには、アルバム制作関係者のインタビューを含むヒストリー解説と、“ロケット・アーカイブ”から蔵出しした思い出の品々の写真やアートワークを掲載したブックが同梱されている。
 また本作は、コレクター向けのブルー&ホワイト・カラー盤LP(日本では輸入盤のみ)としてもリリースされ、オンライン及び独立系CD店でのみでの限定販売となっている。
 ヒット曲「可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)」(原題:Tiny Dancer)や「リーヴォンの生涯」(原題:Levon)を生み出した『マッドマン』は、デビューから僅か2年後に発表された、エルトンにとって4作目にあたるスタジオ・アルバムだ。1971年にレコーディングされた本作は、やがて世界的アイコンとなるエルトンにとって、目が眩みそうなほど数多くの作品を世に送り出した10年間の基盤となったアルバムでもある。
 『マッドマン』収録曲の大部分が書かれたのは、エルトンが初めてアメリカに進出した後のことで、彼と作詞家バーニー・トーピンにとって、それまで映画やテレビの画面や紙面・誌面を通じてしか見たことのなかった風景や人々を直接目の当たりにする機会ともなった。
 1971年の2月と8月、英ロンドン中心部にあるトライデント・スタジオで録音された本作は、エルトン・ジョン・バンドの伝説的ラインナップ5人(ディー・マレイ、ナイジェル・オルソン、デイヴィー・ジョンストン、レイ・クーパー)の全員が参加した最初のアルバムでもあった。また本作には、イエスのキーボード奏者リック・ウェイクマンも参加しており、3曲でハモンド・オルガンを披露している。
 『マッドマン』がリリースされた70年代初頭当時、英国ではまだエルトンの人気はふつふつと沸き起ころうとしているところだったが、米国ではこの9曲は即座にリスナー達の広い関心を呼び、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”でトップ10入りを果たした。
 本作からは、「リーヴォンの生涯」と「可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)」のヒット・シングル2曲も生まれ、いずれも全米トップ50にランクインしている。「可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)」は長年にわたり、エルトン・ファンにとって大切なとっておきの隠し玉であったが、現在では世界中のファンから最も愛される曲の一つとなっており、世界的なストリーミング回数では「ロケット・マン」(原題: Rocket Man)と「僕の歌は君の歌」(原題: Your Song)に次ぐ第3位となっている。
 エルトンが米国で初めてコンサートを行った当時の米カリフォルニアの熱気や興奮を巧みに捉えたこの曲は、キャメロン・クロウ監督の名作映画『あの頃ペニー・レインと』(2000年公開)で使用され、驚くべき効果をもたらした。「リーヴォンの生涯」と「可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)」は、今日に至るまでライブの人気曲となっており、エルトンの記録破りのツアー【フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード】のセットリストにも含まれている。
◎リリース情報
アルバム『マッドマン』
2022/6/10 RELEASE
【50周年記念スーパー・デラックス・エディション】
<CD3枚組+Blu-ray(SHM-CD 仕様)>
UICY-79999 12,100円(tax incl.)
【50周年記念デラックス・エディション】
<CD2枚組>
UICY-16078/9 3,960円(tax incl.)
https://umj.lnk.to/EltonJohn_Madman_50

あわせて読みたい

  • 『ロケットマン』タロン・エガートン初来日インタビュー 「思った以上に上手に、それも力強く歌える。これが一番の収穫」

    『ロケットマン』タロン・エガートン初来日インタビュー 「思った以上に上手に、それも力強く歌える。これが一番の収穫」

    Billboard JAPAN

    8/26

    『ロケットマン』エルトンの人生に沿って新たな解釈で歌い上げられる名曲たちを徹底解説

    『ロケットマン』エルトンの人生に沿って新たな解釈で歌い上げられる名曲たちを徹底解説

    Billboard JAPAN

    9/3

  • ラッシュ、名盤『ムーヴィング・ピクチャーズ』40周年記念盤の日本盤発売決定

    ラッシュ、名盤『ムーヴィング・ピクチャーズ』40周年記念盤の日本盤発売決定

    Billboard JAPAN

    4/8

    来日中のポール・マッカートニー、毎公演ジミ・ヘンドリックスを追悼するワケとは?

    来日中のポール・マッカートニー、毎公演ジミ・ヘンドリックスを追悼するワケとは?

    Billboard JAPAN

    11/5

  • リンキン・パーク、『ハイブリッド・セオリー』20周年記念盤のリリース決定&未発表曲を公開

    リンキン・パーク、『ハイブリッド・セオリー』20周年記念盤のリリース決定&未発表曲を公開

    Billboard JAPAN

    8/14

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す