【米ビルボード・アルバム・チャート】レッド・ホット・チリ・ペッパーズ初登場1位、16年ぶり2作目の首位獲得

2022/04/11 14:46

【米ビルボード・アルバム・チャート】レッド・ホット・チリ・ペッパーズ初登場1位、16年ぶり2作目の首位獲得
【米ビルボード・アルバム・チャート】レッド・ホット・チリ・ペッパーズ初登場1位、16年ぶり2作目の首位獲得


 レッド・ホット・チリ・ペッパーズの新作『アンリミテッド・ラヴ』がNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
 本作『アンリミテッド・ラヴ』は、2016年6月にリリースした前作『ザ・ゲッタウェイ』から約6年ぶりの復帰作で、Billboard 200での首位獲得は、2006年5月27日付から6月3日付の2週を記録した『ステイディアム・アーケイディアム』以来約16年ぶり、2作目の快挙。前作からのブランクとしては、セリーヌ・ディオンが『ア・ニュー・デイ・ハズ・カム』(2002年4月13日付)から『カレッジ』(2019年11月30日付)で達成した17年8か月以来の最長記録となる。
 TOP10には、以下に続く8作目のランクインを果たしている。
3位『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』(1991年)
4位『ワン・ホット・ミニット』(1995年)
3位『カリフォルニケイション』(1999年)
2位『バイ・ザ・ウェイ』(2002年)
1位『ステイディアム・アーケイディアム』(2006年)
2位『アイム・ウィズ・ユー』(2011年)
2位『ザ・ゲッタウェイ』(2016年)
1位『アンリミテッド・ラヴ』(2022年)
 『アンリミテッド・ラヴ』は、前週1位に初登場したマシン・ガン・ケリーの『メインストリーム・セルアウト』(今週9位)に代わってNo.1デビューを果たしたわけだが、ロック・アルバムが連続で首位を獲得するのは、意外にもフー・ファイターズの『コンクリート・アンド・ゴールド』(2017年10月7日付)から、ザ・キラーズの『ワンダフル・ワンダフル』(2017年10月14日付)に交代して以来、約4年半ぶりのこと。
 『アンリミテッド・ラヴ』の初動ユニットは97,500で、その内訳アルバム・セールスが82,500(今週のトップ・セールス)、アルバム・ストリーミング(SEA)が14,500、トラックごとのユニット(TEA)が500だった。アルバムの初週ストリーミング数は、1,896万回を記録している。ロック・アルバムの週間ユニットとしては、2021年1月2日付で2位に初登場したポール・マッカートニーの『マッカートニーIII』が記録した107,000以来の好記録を達成。なお、そのうちアルバム・セールスは104,000だった。
 セールスが好調だった理由として、公式ウェブサイトや独立系レコード店、Amazonなどの通販サイトでも購入が可能な複数のバージョンでリリースされたレコード(LP)やスペシャル・エディションの売り上げが高かったことが挙げられる。今週売り上げた82,500枚のうち38,500枚がLPによる売り上げで、現時点での2022年最大のLP週間セールスを達成している。ロック・アルバムの週間レコード・セールスとしては、2014年6月28日付でジャック・ホワイトの『ラザレット』が記録した40,000枚に次ぐ2番目に高い売上枚数で、グループとしては最大のセールスを更新した。なお、この記録はLuminateが集計をスタートした1991年以降のもので、それ以前の記録は含まれていない。
 『アンリミテッド・ラヴ』からは、今年2月に発表したリード・シングル「ブラック・サマー」がオルタナティブ・エアプレイ・チャートで通算14曲目の1位を獲得するヒットとなり、アルバムのプロモーションに繋げた。また、ギタリストのジョン・フルシアンテが2019年にバンドに再び帰還して以来、初のアルバムということでも話題を呼んでいる。その他、4月1日に米ハリウッド・ブルバードのフォンダ・シアターでサプライズ・ライブを、翌7日に米LAのインディペンデント系レコード・ショップ、アメーバ・ミュージックで演奏をするなど、様々なプロモーション活動を行っている。
 リル・ダークの『7220』(51,000ユニット / 18%減少)は、今週も2位をキープ。3位も『ミラベルと魔法だらけの家』(50,000ユニット / 14%減少)のサウンドトラックが、4位もモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(44,500ユニット / 1%減少)がそれぞれ同位にランクインした。
 先週、新ドキュメンタリー『オリヴィア・ロドリゴ:ドライビング・ホーム・2・ユー』の公開を受けて11位から5位に再浮上したオリヴィア・ロドリゴの『サワー』は、現地時間4月3日に開催された【第64回グラミー賞】で<最優秀新人賞>を含む3部門受賞し、「drivers license」のパフォーマンスを披露したことで、前週から20%増加の40,000ユニットに上昇。今週も5位をキープした。昨年【グラミー賞】ボイコット発言が話題を呼んだザ・ウィークエンドのベスト盤『ザ・ハイライツ』(34,000ユニット / 2%増加)も、先週に続き6位にランクインしている。
 続いて7位には、米カリフォルニア州出身のラッパー=Yeatの『2 Alive』が再登場。今年の3月5日付で6位に初登場した本作は、4月1日にボーナス・トラックを追加したデラックス盤がリリースされ、前週から141%増加の31,500ユニットに上昇し、今週再ランクインを果たした。
 以下、ドレイクの『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』(31,000ユニット / 1%減少)が7位から8位に、前述の『メインストリーム・セルアウト』(30,500ユニット / 67%減少)が1位から9位にダウン。ドージャ・キャットの『プラネット・ハー』も9位から10位に順位を下げたが、オリヴィア・ロドリゴ同様【第64回グラミー賞】で<最優秀ポップ・パフォーマンス賞(デュオ/グループ)>を受賞し、前週から4%増加の30,000にユニット数を上昇させている。

Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月15日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『アンリミテッド・ラヴ』レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
2位『7220』リル・ダーク
3位『ミラベルと魔法だらけの家』サウンドトラック
4位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
5位『サワー』オリヴィア・ロドリゴ
6位『ザ・ハイライツ』ザ・ウィークエンド
7位『2 Alive』Yeat
8位『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』ドレイク
9位『メインストリーム・セルアウト』マシン・ガン・ケリー
10位『プラネット・ハー』ドージャ・キャット

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