ジェニー・ヴァル、新曲「Freedom」のMV公開
ジェニー・ヴァル、新曲「Freedom」のMV公開

 北欧アヴァン・ポップの至宝ジェニー・ヴァルが、新曲「Freedom」をリリースした。先日公開された「Year of Love」に続いてヴァルとジェニー・バーガー・マイハー、そしてアニー・ビエルスキーの3人によって監督されたMVも同時に解禁された。

 ヴァルは「“Freedom”を唯一説明できるとしたら、このアルバムの残りの部分の構造、言語、両義性をこの曲が破壊する、一種のパフォーマンス的な瞬間ということになります。それ自体は、奇妙にクリアでピュアな印象を受けるが、私はそれを擁護することはできない。あるいは、私が守れないのは私自身かもしれません。自由とはなんなのかは正直わからないけど、この曲が必要でした。ただ、私がそうでないという事実を思い起こさせてくれるから」と話している。

 <4AD>移籍後初作品となる最新アルバムはパンデミックによりアーティスト活動が中断されたことによって、音楽や芸術活動がいかに不安定な労働であるかという普通の人間として当然抱く感覚を経たことによって、とにかくシンプルな物語を書くことにフォーカスしていった。また、自身の演奏能力よりも卓越したミュージシャンたちを集め、バンド演奏とのディスタンスの中でどのような作品が出来上がるかを試みたという本作は 先行シングル「Jupiter」や「Year Of Love」を筆頭にどの曲にも透明感と高揚感のあるヴァースとコーラスが存在する生命力と思慮深いヴァルの哲学が共存するポップ・アルバムへと昇華されていった。アルバムは前作に続き坂本龍一やビョークといった大物アーティストからアレックスGやプー マ・ブルーといったインディ・アクトまで幅広く手がける才媛ヘバ・カドリーがエンジニアを務め、作品の神秘性を引き出している。

 2022年3月11日に世界同時発売となるジェニー・ヴァルの『Classic Objects』の国内流通仕様盤CDには解説および歌詞対訳が封入される。アナログ盤は通常盤に加え、数量限定ブルー・ヴァイナルが同時リリースされる。

◎リリース情報
アルバム『Classic Objects』
2022/3/22 RELEASE
<CD国内仕様盤(解説・歌詞対訳付)>
4AD0431CDJP 2,200円(plus tax)
<CD輸入盤>
4AD0431CD 1,850円(plus tax)