東山紀之が愛を語る、スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』CM
東山紀之が愛を語る、スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』CM

 2月11日から公開されるスティーブン・スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』。この物語を“自身の原点”と語るほど本作へ強い愛を持った、東山紀之が出演するCM映像が解禁された。

 同作は「ロミオとジュリオット」をモチーフにしたミュージカル映画。舞台は夢や成功を求め多くの移民たちが暮らすニューヨークのウエストサイド。貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、各チームの対立が激化していく中、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアは、対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ”の元リーダーのトニーと恋に落ちるというあらすじだ。トニー役をアンセル・エルゴート、約3万人のオーディションから選ばれ、映画初出演となった新星レイチェル・ゼグラーがマリア役を演じた。

 CM映像は、『ウエスト・サイド・ストーリー』を愛してやまない東山が語る「泣きそう編」「踊りたかった編」「世界が変わる編」の全3編。

◎東山紀之 コメント
Q.改めて本作を御覧になっていかがでしたか?
・一度は手を携えた人たちの分断が、今この世界のあちこちで起こっています。もっと相手のことを知るべきですし、再び手を取り合うことが可能ではないか。この映画から、そんなメッセージを改めて受け取りました。そして、そのメッセージを最高の歌とダンスというエンターテインメントで届けることが、いかに正しいかも教えてもらった気がします。

Q.以前「『ウエスト・サイド・ストーリー』は僕の原点」とおっしゃっていましたが、この物語との“出会い”はどのようなものだったのでしょうか?
・僕らの先輩のジャニーズが、野球の練習が雨で中止になって観に行ったのが、1961年の『ウエスト・サイド物語』で、その話は伝説として残っていました。15歳の頃、(ジャニーズ事務所の)合宿所で僕はそのVHSビデオを観たわけです。ジャニーズの先輩たちと同じように、心が動いちゃいました。文字どおり“恋に落ちた”ようなものです。面白い作品を何度も繰り返し観て、そのたびに楽しむ子供と同じ感覚でした。一切セリフのないオープニングナンバーから引き込まれ、ジョージ・チャキリスが脚を上げるあのダンスをみんなでマネするわけです。そうやって考えれば、『ウエスト・サイド・ストーリー』がなければ、今のジャニーズ事務所も存在していなかったかもしれません。そのファッションから、音楽、ダンス、作品のスピリットまで、『ウエスト・サイド・ストーリー』はその後の日本のエンターテインメントの基盤になったと思います。

Q.2004 年に少年隊のミュージカルでトニー役を演じたことは、東山さんの役者人生において何か影響を与えましたか?
・僕の人生の中であれだけ真剣に取り組んだ作品はなかったでしょう。日本でなかなか演じるチャンスのない『ウエスト・サイド・ストーリー』ですから、まさに真剣勝負でした。ジャニーズ事務所にいてミュージカルを頑張ってきたことが実を結んだのです。社会的な背景を理解し、メンタルから役に入るメソッドは、世界中で『ウエスト・サイド・ストーリー』を演じたキャストが受けたものであり、その一員になれたことがうれしかったです。

Q.本作を通して、今の10代から20代の方々や特にジャニーズ事務所に所属してる後輩達に何を感じ取って欲しいですか?東山さんが本作を通して伝えたいメッセージがあれば教えてください。
・愛することの美しさ、でしょうか。物語のラストで愛は永遠になるのですが、そこから愛に対する思いをもう一度考えてほしいですね。

Q.この作品を観ることで、若い観客にダンス、エンターテインメントとして、また作品としてどう受け取ってほしいですか。
・(SNSなどで)世界はつながっているので、ダンスの高度なテクニックもみんなすぐにできるんです。今の若い人たちの方が理解が早くて、おそらくこの映画を観て、みんなで意見を言い合うんじゃないでしょうか。僕には世界を変えらないかもしれないけれど、若者たちが柔軟な発想で変える気がするんです。『ウエスト・サイド・ストーリー』を観たら、分断がいけないという、本質的な何かに気づくはず。「こうなっちゃいけないから、僕らは何をすべきか」。『ウエスト・サイド・ストーリー』は、そこを訴えていると思います。

◎映画情報
『ウエスト・サイド・ストーリー』
2022年2月11日(祝・金)から全国公開
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
作曲:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
振付:ジャスティン・ペック
指揮:グスターボ・ドゥダメル
出演:
アンセル・エルゴート
レイチェル・ゼグラー
アリアナ・デボーズ
マイク・ファイスト
デヴィッド・アルヴァレス
リタ・モレノ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

https://youtu.be/OuCHX758jgw

https://youtu.be/6PN99sArigo

https://youtu.be/bX0hqhuBEQY