【米ビルボード・ソング・チャート】アデル「イージー・オン・ミー」通算10週目のNo.1、『ミラベルと魔法だらけの家』から2曲TOP10入りの快挙

2022/01/25 14:13

【米ビルボード・ソング・チャート】アデル「イージー・オン・ミー」通算10週目のNo.1、『ミラベルと魔法だらけの家』から2曲TOP10入りの快挙
【米ビルボード・ソング・チャート】アデル「イージー・オン・ミー」通算10週目のNo.1、『ミラベルと魔法だらけの家』から2曲TOP10入りの快挙


 アデルの「イージー・オン・ミー」が10週目の1位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
 昨年10月30日付チャートで1位を獲得してから、約3か月間で通算10週(非連続)の首位を獲得した「イージー・オン・ミー」。アデルの楽曲では、2015年から16年にかけて同10週をマークした「ハロー」と並ぶ自己最長記録で、首位獲得総週を通算34週目に塗り替えた。
10週「ハロー」 (2015~16年)
10週「イージー・オン・ミー」(2021~22年)
7週「ローリング・イン・ザ・ディープ」(2011年)
5週「サムワン・ライク・ユー」 (2011年)
2週「セット・ファイヤー・トゥ・ザ・レイン」 (2012年)
 10週を超えるNo.1タイトルとしては歴代41曲目で、昨年の6月から9月にかけて同10週を記録したBTSの「Butter」以来の快挙となる。
 10週以上の首位獲得曲を2曲以上もつアーティストは、アデルの他にボーイズIIメン、ドレイク(各3曲)、ブラック・アイド・ピーズ、マライア・キャリー、サンタナ、ファレル・ウィリアムス(各2曲)の計6組がいるが、ソング・チャート“Hot 100”とアルバム・チャート“Billboard 200”の両方で10週以上のNo.1タイトルを2作ずつもつアーティストは、アデルが史上初となる。
ソング・チャート“Hot 100”
10週「ハロー」(2015~2016年)
10週「イージー・オン・ミー」(2021~2022年)
アルバム・チャート“Billboard 200”
24週『21』(2011~2012年)
10週『25』(2015~2016年)
 なお、「イージー・オン・ミー」が収録された最新作『30』は10週に達していないものの、これまで通算6週の首位を記録して最新の1月29日付チャートでは4位にランクインしている。
 「イージー・オン・ミー」は、週間9,900万回(1%減少)を記録してエアプレイ・チャートで9週目の首位を獲得。数字は落ちているが、1,430万回(5%減少)を記録してストリーミング・ソング・チャートでも16位から9位にTOP10復帰している。一方、セールスは前週から14%減少の5,200に落ち込み、デジタル・ソング・セールス・チャートでは5位から7位に順位を落とした。
 次週11週目の首位を獲得できれば「ハロー」を上回る自己最長記録に達するが、今週2位に浮上した「秘密のブルーノ」の勢いに押され交代となる可能性もある。
 『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックから先週4位まで上昇した「秘密のブルーノ」は、週間3,240万回(12%増加)を記録してストリーミング・チャートで3週目、9,400(17%増加)を売り上げて、セールス・チャートでも先週の3位から1位に浮上し、主要2チャートを制した。一方、ディズニー作品はラジオでのプロモーションを積極的に行っておらず、週間エアプレイはわずか457,000にとどまっている。
 ディズニー・アニメーション映画の楽曲としては、『アラジン』よりピーボ・ブライソン&レジーナ・ベルの「ホール・ニュー・ワールド」(1993年)が記録した1位に続く歴代2番目の順位で、今後首位に到達すれば約30年ぶり、2曲目の快挙となる。
 さらに、『ミラベルと魔法だらけの家』からは「増していくプレッシャー」も先週の14位から10位にTOP10入りし、同サウンドトラックから2曲が同時ランクインした。ディズニー・アニメーション映画のサウンドトラックから2曲以上がTOP10入りしたのは、意外にも『ミラベルと魔法だらけの家』が初めてで、その他の作品からTOP10入りした曲は以下の4曲しかない。
1位 ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル「ホール・ニュー・ワールド」(1993年)『アラジン』より
4位 エルトン・ジョン「愛を感じて」(1994年)『ライオン・キング』より
4位 ヴァネッサ・ウィリアムス「風の色」(1995年) 『ポカホンタス』より
5位 イディナ・メンゼル「レット・イット・ゴー」(2014年) 『アナと雪の女王』より
 『ライオン・キング』からは「サークル・オブ・ライフ」も1994年に最高18位を記録したが、TOP10入りは逃している。
 「増していくプレッシャー」は、週間2,250万回(2%増加)を記録してストリーミング・チャートで4位、6,500(6%減少)を売り上げてセールス・チャートでも同4位にランクインした。同曲を務めるジェシカ・ダロウは「秘密のブルーノ」のメンバーには含まれておらず、この曲が自身初のTOP10入りとなる。
 チャートに戻り、先週3位だったグラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」は同位をキープ。ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートではそれぞれ18週目の1位を獲得し、ポップ・エアプレイ・チャートでもNo.1に輝いた。
 先週2位にランクインしていたザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバーの「ステイ」は4位にダウンし、コダック・ブラックの新曲「スーパー・グレムリン」は、先週の6位から5位に最高位を更新した。後者は、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートで2週目の首位をキープしている。
 以下、エド・シーランの「シヴァーズ」が5位から6位にダウンし、先週7位に初登場したガンナ&フューチャーの「Pushin P feat.ヤング・サグ」は同位をキープ。先週9位にTOP10入りしたゲイルの「abcdefu」は8位に最高位を更新し、エルトン・ジョン&デュア・リパの「コールド・ハート(プナウ・リミックス)」は10位から9位に上昇した。「コールド・ハート」は、ダンス/エレクトロニック・ソング・チャートで15週目の首位を獲得している。
 エルトン・ジョンは、これで初めてTOP10入りした「僕の歌は君の歌」(1971年1月23日)からのスパンを51年1週間に、ホリデー・ソングを除く歴代最長記録をさらに更新した。

Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月28日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「イージー・オン・ミー」アデル
2位「秘密のブルーノ」Carolina Gaitan、Mauro Castillo、Adassa、Rhenzy Feliz、Diane Guerrero、Stephanie Beatriz、Encanto Cast
3位「ヒート・ウェイヴス」グラス・アニマルズ
4位「ステイ」ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー
5位「スーパー・グレムリン」コダック・ブラック
6位「シヴァーズ」エド・シーラン
7位「Pushin P」ガンナ&フューチャーfeat.ヤング・サグ
8位「abcdefu」ゲイル
9位「コールド・ハート(プナウ・リミックス)」エルトン・ジョン&デュア・リパ
10位「増していくプレッシャー」ジェシカ・ダロウ

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