アデル、米ラスベガスでの常設公演の延期を涙ながらに発表
アデル、米ラスベガスでの常設公演の延期を涙ながらに発表

 現地時間2022年1月20日、アデルが納期遅延やスタッフのコロナ感染を理由に今週末開幕する予定だった米ラスベガスでの常設公演を延期しなければならないことを明かした。

 彼女は涙ながらに、「本当にごめんなさい、でも私の公演はまだ準備ができていません。開催に間に合うように、皆さんに素晴らしいショーを届けられるように、ありとあらゆる手段を尽くしたのですが、納期遅延やCOVIDに完全にやられてしまいました。クルーの半数、私のスタッフの半数がCOVIDで体調を崩してしまい、現在も療養しています。このため公演を完成させることが不可能となり、皆さんに現状のままお見せするわけにはいきません」とインスタグラムに投稿した動画の中で語っている。

 昨年11月に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得した最新アルバム『30』をリリースしたアデルは、【Weekends With Adele】と題された常設公演を現地時間金曜日にキックオフする予定で、米ラスベガスにあるシーザーズ・パレス・ホテル内のザ・コロシアムで、1月21日から4月16日まで週2回公演が行われる予定だった。振替日程に関する情報は今のところ明らかになっていない。

 「非常にがっかりしていますし、ギリギリでの発表になってしまって申し訳ありません。解決策を見つけようと30時間以上起きているのですが……時間切れになってしまいました」と涙をぬぐいながらアデルは語っている。「本当にがっかりですし、とても恥ずかしいです。公演のために長距離の移動してくださった皆さん申し訳ないです。本当に本当にごめんなさい。心から謝罪します。全ての日程で振替公演を行う予定で、現在その調整を行っています。ショーを完成させて、ふさわしいレベルまで皆さんのために引き上げます。本当に申し訳ないです。とても厳しい状況で、様々な困難に見舞われました。準備ができていないんです。本当にごめんなさい」と彼女は続けた。