故アリーヤ、ザ・ウィークエンドとの楽曲「ポイズン」が今週リリース
故アリーヤ、ザ・ウィークエンドとの楽曲「ポイズン」が今週リリース

 現地時間2021年12月15日、故アリーヤとザ・ウィークエンドが「ポイズン」と題された楽曲でタッグを組むことがブラックグラウンド・レコーズ2.0とエンパイアによって発表された。今週金曜日にリリースされる「ポイズン」は、今後発売予定となっているアリーヤの遺作アルバムに収録される。

 ザ・ウィークエンドは、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”TOP20入りした「ロック・ザ・ボート」で、故アリーヤの2012年のコンピレーション・アルバム『トリロジー』に収録されている「ホワット・ユー・ニード」をサンプリングしていた。このサンプルのスタジオ・レコーディングは、ザ・ウィークエンドが2011年のデビュー・ミックステープ『ハウス・オブ・バルーンズ』のリリース10周年を記念し、今年3月に同作をストリーミング解禁した際にようやく聞くことができるようになった。

 米ビルボードが、今年の夏に故アリーヤの叔父でブラックグラウンド・レコーズの創設者バリー・ハンカーソンと行ったインタビューの中で、彼は故アリーヤの過去のカタログを全てデジタル解禁するために、エンパイアとパートナーシップを結んだことについて話していた。2001年8月25日に飛行機の墜落事故で22歳の若さで亡くなったアリーヤの音楽は、一部を除いて長年ストリーミング・サービスで聞くことができなかった。

 ハンカーソンは、このインタビューの中で、今後リリースされるアリーヤの楽曲に、ザ・ウィークエンド以外にも人気アーティストが参加している可能性を示唆しており、ドレイク、フューチャー、ニーヨ、クリス・ブラウン、スヌープ・ドッグらの名前を挙げていた。これらの新しい音源の制作について彼は「とても良い感じです」と述べ、「唯一やや不快だったのは、多くの人々が彼らが望んだ時に音楽がリリースされなかったため、私に怒りをぶつけてきたことです。ですが、耐えることを学びました。これに関して、私にできることは何もないのですから」と話していた。