【ビルボード 2021年年間TOP Singles Sales】Snow Manが上半期に続き首位、トップ10をアイドルグループが席捲
【ビルボード 2021年年間TOP Singles Sales】Snow Manが上半期に続き首位、トップ10をアイドルグループが席捲

 2021年年間Billboard JAPANシングル・セールス・チャート“TOP Singles Sales”は、Snow Manの『Grandeur』が1,030,567枚を売り上げ、上半期に続き首位に輝いた。

 本チャートは、2020年11月23日から2021年11月28日までのサウンドスキャンジャパンの販売枚数データを累計したものだ。首位の『Grandeur』は、発売から26週間でミリオン・セールスを達成し、その後さらに3万枚を積み上げて首位の座を守った。2021年年間“TOP Singles Sales”でミリオン・セールスを記録したのは本作のみだ。

 2位は906,197枚を売り上げたSnow Manの『HELLO HELLO』が獲得した。『HELLO HELLO』は発売初週の82万枚から20週間で8万枚を売り伸ばした。

 3位から5位までは乃木坂46が独占。3位は829,946枚を売り上げた『僕は僕を好きになる』、4位は827,279枚を売り上げた『ごめんねFingers crossed』、5位は759,668枚を売り上げた『君に叱られた』が続く。

 “TOP Singles Sales”上位にチャートインしたアーティスト・作品に共通するのは、売上が長期間継続していること。多くのコアファンを持ち、発売初週に大きな売上を上げることは大切だが、コアファンだけが購入していては、長期間まとまった数の売上をキープするのは困難だ。新たなファンを獲得し、次のシングルを発表した後にも売れ続けることが肝要と言えるだろう。

 6位にはなにわ男子『初心LOVE』が発売からわずか3週で、9位にはINIの『A』が発売から4週で年間チャートのトップ10にチャートインしているのも見逃せない。どちらもデビュー・シングルであり、これからファンを獲得していくであろうグループだ。2022年の上半期や年間チャートではどのような成長を遂げているか、今後の動向に注目したい。

Text by 坂本克美

◎【Billboard JAPAN TOP Singles Sales of the Year 2021】トップ10
1位『Grandeur』Snow Man(1,030,567枚)
2位『HELLO HELLO』Snow Man(906,197枚)
3位『僕は僕を好きになる』乃木坂46(829,946枚)
4位『ごめんねFingers crossed』乃木坂46(827,279枚)
5位『君に叱られた』乃木坂46(759,668枚)
6位『初心LOVE』なにわ男子(732,211枚)
7位『I promise』King & Prince(628,715枚)
8位『君しか勝たん』日向坂46(571,661枚)
9位『A』INI(561,942枚)
10位『マスカラ』SixTONES(552,953枚)

集計期間:2020年11月23日(月)~2021年11月28日(日)