アデル、米ラスベガス常設公演のチケット販売がAmazonのサーバー障害により延期
アデル、米ラスベガス常設公演のチケット販売がAmazonのサーバー障害により延期

 現地時間2021年12月7日にアデルの米ラスベガスでの常設公演【Weekends With Adele】のチケット販売が予定されていたが、Amazonウェブ・サービスの故障により、ディズニー・プラス、Netflix、出会い系アプリTinderなどのサイトで障害が起きたため、発売が翌日12月8日に延期されたことがわかった。

 ダウン・ディテクターというウェブサイトによると、この障害は米太平洋時間12月7日の午前7時過ぎに始まり、アレクサなどのスマートホーム機器からVenmoなどのキャッシュ・アプリ・サービスまで、あらゆるものに影響を与えた。

 アデルの公演チケットは、チケットマスターのVerified Fan(ファンが事前に登録し、チケットマスターに転売目的の購入者を排除する機会を与えるプログラム)を通じて、12月7日の午前10時に発売される予定だった。同社の関係者には、アデルのチケット発売は行われず、チケットが販売されていないことが確認できた。

 チケットマスターは、公式Twitterアカウントに「Amazonのウェブ・サービスの故障が世界中の企業に影響を与えているため、本日予定されていたアデルのVerified Fan Presaleを、より快適なものにするため、明日に変更しました。ファンには、新たな先行販売の時間をお知らせするメールを送ります」と投稿した。

 12月7日の早い時点で、チケットマスターはAmazonのウェブ・サービスの故障を認識していた。先行販売が予定されていた1時間前に、同社は販売時間を午前10時から午後2時に延期しようとした。多くのファンがこの変更に気づかず、複数の公演日程の購入ページにおいて、2,000人以上のファンが待機していた。

 米ラスベガスにあるシーザーズ・パレス・ホテル内のザ・コロシアムで開催されるアデルの常設公演【Weekends With Adele】は、2022年1月21日にキックオフし、4月16日まで続く。金曜日と土曜日の週2回、合計24公演が行われる予定だ。