HYDE×手越祐也のキス、DAIGOも合わせた3人での「GLAMOROUS SKY」など披露【黒ミサ Halloween】
HYDE×手越祐也のキス、DAIGOも合わせた3人での「GLAMOROUS SKY」など披露【黒ミサ Halloween】

 HYDEが、2021年10月30日と31日に、千葉・幕張メッセにて【20th Orchestra Concert HYDE 黒ミサ 2021 Halloween】を開催した。

 今回は、HYDEのソロ活動20周年を祝したアニバーサリーコンサートの一環として開催。初日はHYDEが『東京リベンジャーズ』のマイキーこと東京卍會総長・佐野万次郎の仮装を披露。そしてハロウィン当日である10月31日は、馬車(を模したフロート)に乗った金髪ロングヘアの美少女・手越祐也が登場し、ステージの幕がオープンすると、中世ヨーロッパの宮中を思わせるセットを背に、『黒執事』のシエル・ファントムハイヴならぬシエル・ファントム“ハイド”に扮したHYDEが登場した。

 2日目のトータルコンセプトが『黒執事』とあり、オーケストラのメンバーもそれぞれ執事やメイドの仮装で演奏。ハロウィンならではのスペシャルな演出が随所に盛り込まれており、「VAMPIRE'S LOVE」では、HYDEがステージ中央に置かれた棺桶の中で真紅の薔薇に囲まれて眠る金髪の美少女・手越にキスするシーンも。のちのMCではこのキスを振り返り、「祐也ファンに言っとくと、柔らかかったよ。しかも、あったかかった」とHYDEが明かすと「ほんとドキドキする。できることなら目を開けていたかった」と手越も本音を口にした。

 さらに後半戦では、これまた『黒執事』のセバスチャン(スクリーンの字幕では“セバスダイゴチャン”と紹介)に扮したDAIGOが登場し、HYDEと一緒に「flower」で声を重ね、続く「HONEY」では美少女からヴァンパイアへと姿を替えた手越も参入して3人で歌い上げた。かねてよりHYDEファン、L'Arc~en~Cielファンを公言している手越は「カラオケとかで死ぬほど歌ってきた、そして普通にライヴで観ていた「HONEY」をここで一緒に歌えるなんて。夢って思い続けていると叶うんだな」と喜びを口にした。

 ペレ草田、ASH DA HERO、分島花音も参加したゲームコーナーを挟み、HYDE、DAIGO、手越の3人で歌われた「GLAMOROUS SKY」で一旦、幕を閉じた本編。幕間に11月24日にリリースされるHYDEの新曲「FINAL PIECE」MVのフルバージョンが初披露され、その後、ステージにはHYDEがオープニング主題歌を務めた映画『えんとつ町のプペル』の世界が具現され、作品から抜け出した様な船とともに、主人公・ルビッチに扮したロザリーナとプペルとなったHYDEが、同作品のエンディング主題歌でロザリーナの楽曲である「えんとつ町のプペル」を歌い、船が浮上しそのまま客席の上を飛行するという大掛かりな演出で【黒ミサ Halloween】のクライマックスを飾った。曲中に“ここにいるみんなで星空を作ろう”というメッセージがスクリーンに映し出されると、それに応えたオーディエンス一人ひとりのスマートフォンに光が灯り、会場一面に“星空”が出現。HYDEは「星はあるんです。普段は見えなくても一人ひとりが輝いています。だから何も見えなくてもひとりじゃない」と客席に語りかけた。

 ラストはフロート化した船の横にDAIGO、手越も乗り込んで「HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-」を合唱しながら客席の通路をぐるりと廻り、最後にステージに全員が集まって大団円。HYDEは「またお会いしましょう。ハッピーハロウィン! みなさん、気をつけて帰ってね」と呼びかけ、幕が閉まるまで名残惜しそうに手を振り続けた。

 なお、11月23日と24日には、地元・和歌山県での開催が決定している。

PHOTO by 緒車寿一、田中和子

◎ライブ情報
【20th Orchestra Concert HYDE 黒ミサ 2021 Wakayama】
2021年11月23日(火・祝)和歌山 和歌山ビッグホエール
2021年11月24日(水)和歌山 和歌山ビッグホエール
https://kuromisa2021.hyde.com/halloween/

※「黒」は旧字体が正式表記