故ジョージ・ハリスン、米ビルボード・ロック・アルバム・チャートでソロとして初の1位獲得
故ジョージ・ハリスン、米ビルボード・ロック・アルバム・チャートでソロとして初の1位獲得

 故ジョージ・ハリスンが、15年前に発足した米ビルボード・ロック・アルバム・チャート“Top Rock Albums”で、ソロ・アーティストとして初めて1位を獲得した。

 MRCデータによると、ハリスンが1970年に発表したトリプル・アルバム『オール・シングス・マスト・パス』の50周年記念盤が、8月12日までの週に全米で32,000枚のアルバム換算ユニットを獲得し、2021年8月21日付けの“Top Rock Albums”の首位に立った。

 2006年に発足した“Top Rock Albums”チャートで、ハリスンがソロ・アーティストとしてNo.1を獲得するのは初となり、2012年に最高7位を獲得した『EARLY TAKES Volume 1』を上回った。

 2001年に亡くなったハリスンは、4作のNo.1を誇るザ・ビートルズのメンバーとして同チャートを制したことがあり、最近では『アビイ・ロード』の50周年記念盤が、2019年10月から4週間首位をキープした。

 ハリスンは、2021年に“Top Rock Albums”チャートを制した2人目のビートルズの元メンバーとなる。ポール・マッカートニーが、『マッカートニーIII』(1月2日)とそれに付随する『マッカートニーIII IMAGINED』(8月7日)で、今年2回達成している。

 ビートルズの他の2人のメンバー、故ジョン・レノンとリンゴ・スターも、ソロで同チャート入りを果たしている。レノンは、TOP10入り2回を含む4回、2020年の『Gimme Some Truth』で最高5位を獲得した。スターは6回、2010年の『Y Not』で最高16位を記録している。

 『オール・シングス・マスト・パス』は、オール・ジャンルの米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”でも7位に再びランクインし、1971年3月以来のTOP10入りを果たしている。このアルバムは、1971年1月2日に同チャートで1位を獲得し、7週間にわたって首位をキープした。