ウィーザー、メタリカ「エンター・サンドマン」のカヴァーを公開
ウィーザー、メタリカ「エンター・サンドマン」のカヴァーを公開

 メタリカのフロントマン、ジェイムズ・ヘットフィールドが58歳の誕生日を迎えた、現地時間2021年8月3日にウィーザーによるメタリカの「エンター・サンドマン」のカヴァーがリリースされた。

 ウィーザーによるカヴァーは、ギター・ソロなどオリジナル版のサウンドをほぼ忠実に捉えたものとなっており、地面から飛び出すゾンビの手や不気味な廊下、カタコンブ・ド・パリを連想させる映像などが収められたミュージック・ビデオも同時に公開されている。

 同曲は、1991年にリリースされた『メタリカ』(通称“ブラック・アルバム”)をフィービー・ブリッジャーズ、セイント・ヴィンセント、ケイジ・ジ・エレファントなど総勢53組のアーティストがカヴァーした『メタリカ・ブラックリスト』に収録される。今年6月にはマイリー・サイラス、エルトン・ジョン、ヨーヨー・マ、ワット、ロバート・トゥルヒーヨ、チャド・スミスによる「ナッシング・エルス・マターズ」の豪華カヴァーが先行配信された。9月10日にリリースされるアルバムの収益は、メタリカが運営するオール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金と各参加アーティストが指定する50以上のチャリティ団体の間で分配され、寄付される。

 ウィーザーのカヴァーに加え、トミ・オウォによる「スルー・ザ・ネヴァー」のカヴァーも解禁されている。ソフトで浮遊感のあるヴォーカルが印象的な彼女のカヴァーは、メタリカらしい怒りに満ちたオリジナル・バージョンとは正反対の内容に仕上がっているが、後半にかけて登場するエレキ・ギターがスパイスを加えている。