テイラー・スウィフト、『フォークロア』発売1周年を記念し「ザ・レイクス」のオリジナル・ヴァージョンを公開
テイラー・スウィフト、『フォークロア』発売1周年を記念し「ザ・レイクス」のオリジナル・ヴァージョンを公開

 テイラー・スウィフトが、8thアルバム『フォークロア』のサプライズ・リリースから1年が経ったことを記念し、ボーナス・トラックである「ザ・レイクス」のオリジナル・ヴァージョンを公開した。

 2021年7月24日にテイラーは、「私たちが現実世界から一緒に逃避し、もっと簡素な場所(にいること)を想像してから1年が経ちました。高い木々と潮風。ヴィクトリア時代の幽霊のように見えるレースのナイトガウンを着ても誰からも非難がましく見られたりしない場所、だって誰もいないから」とTwitterに投稿し、「このアルバムの(成功の)ために皆さんがしてくださった全てのことへの感謝を込めて、“ザ・レイクス”のオリジナル・ヴァージョンを贈りたいと思いました。レベッカ、ベティ、イネス、ジェイムズ、オーガスティン、そして彼らの周りに私たちが創り上げた物語に、1周年おめでとう。ハッピー・アニヴァーサリー、フォークロア」と続けて投稿した。

 20日公開された米ビルボードのデジタル・カヴァー・ストーリーで、『フォークロア』の共同プロデューサーの一人であるジャック・アントノフが、「ザ・レイクス」が元々“大きなオーケストラ・ヴァージョン”であったことを初めて明かしていた。

 「僕が“フォークロア”で一番気に入っている楽曲の一つ、“ザ・レイクス”には、大きなオーケストラ・ヴァージョンがあったんだけれど、テイラーが、『うん、小さくしちゃって』って言ったんだ。僕はストリングスのアレンジとか諸々に迷い込んでしまっていたんだけれど、全部取り除いたんだ。(その結果)『オー・マイ・ゴッド!』って思った。リモートで制作していたから一緒にはいなかったんだけれど、一人でスタジオで、『なんてこった、これは完璧じゃないか』って思ったことを覚えている」と彼はインタビューで語った。この発言を受け、オリジナル・ヴァージョンを聴いてみたいという多く声がテイラーのファンからSNSに上がっていた。

 2020年7月24日にリリースされた『フォークロア』は、それまでのテイラーの王道ポップス路線とは一線を画したインディーズ・フォーク色が強い作品で、ファンからも批評家からも絶賛された。米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では首位の座を8週間保持し、【第63回グラミー賞】で<年間最優秀アルバム賞>を獲得した。ボーナス・トラックである「ザ・レイクス」は元々、『フォークロア』のフィジカル・デラックス・エディションの特別ボーナス・トラックだったが、2020年8月にストリーミングで解禁された。