BTS、オンラインファンミーティングで全15曲を熱唱 シングルCD『Butter』リリースも発表
BTS、オンラインファンミーティングで全15曲を熱唱 シングルCD『Butter』リリースも発表

 BTSが、オンラインファンミーティング【BTS 2021 MUSTER SOWOOZOO】を、2021年6月13日と14日に実施した。

 華やかな舞台セットと多彩な構成が目を引く今回の公演は、野外ステージにてオールライブ方式で実施。ライブ公演の基本に忠実な音響やカメラ演出によるオンラインコンサートとは違った解放感、ファンが直接6つの画面の中から見たい画面をリアルタイムで選んで鑑賞できる高画質マルチビューをはじめ、「ARMY Signals」「ARMY IN ECHO」「ARMY ON Air」など様々な技術を用いて、公演ごとに約130分間、アンコール曲まで全15曲を熱唱し、2日間合計195の国地域で合計133万人が視聴した。

 コンセプトは「冒険」で、デビュー8周年を記念して数字「8」を形象化した舞台は様々な惑星で飾らており、どこか不慣れな雰囲気に置かれたBTSが解放区を訪れて旅行を始める姿でイベントはスタート。昨年11月にリリースしたアルバム『BE』のタイトル曲「Life Goes On」と、最近公開したデジタルシングル「Butter」、昨年8月にリリースした「Dynamite」を相次いで歌いながら登場した。

 メンバーたちは順番に世界中のファンに向かって挨拶をしながら、こみ上げてくる感情を込めて【BTS 2021 MUSTER SOWOOZOO】開催の感想を述べ、続いて「ARMYの皆さんに会いに来た。僕たちに必要なのは目的地の“ARMY”がどこにあるのかを知らせるシグナルだ」とし、ファンが各種SNSに投稿した文章や写真を見ながら話を交わした。

 舞台下に設置された大型モニターには【BTS 2021 MUSTER SOWOOZOO】を楽しむ全世界のARMYたちの姿が画面に映し出され、まるでファンが実際の公演場にいるような効果が演出された。これと共に、BTSの歌を真似て歌ったり、公式応援法を録音したファンの声を公演中に聞かせたりするイベントも。BTSは世界中のファンの歓呼を聞きながら「Dis-ease」「FIRE」「So What」を熱唱し、ステージを終えた後には「感動だ」と感嘆した。

 また、ユニットステージでも雰囲気を盛り上げたBTS。RM、JIN、JUNG KOOKは、スタンドマイクを活用したパフォーマンスで「Stay」にユニークな魅力を加え、SUGA、J-HOPE、JIMIN、Vは、今年2月に公開されたBTSの「ARMYの部屋」の舞台セットで「Fly To My Room」を歌唱した。

 なお、初日の公演では「Move」「Daechwita」「IDOL」を選曲。2日目には「Film out」と「Chicken Noodle Soup」「Telepathy」を選曲するなど、両日のセットリストの一部を違う構成で構成し、見どころ満載の見どころを提供した。昨年公開されたSUGAのミックステープ『D-2』のタイトル曲「Daechwita」と、2019年に発表されたJ-HOPEのミックステープ「Chicken Noodle Soup」を7人バージョンとして再解釈したスペシャルパフォーマンスも初公開となった。

 最後は「Wishing on a star」と「A Supplementary Story : You Never Walk Alone」、「Mikrokosmos」で、ARMYと一緒に成し遂げた特別な小宇宙が完成した。BTSは「今日は本当に楽しくて幸せだった。 早く一つの空間で呼吸できるその日が待ち遠しい。 一日でも早く状況がよくなって、皆さんに会いたい。 いい日が来るその日まで、皆さん頑張ってほしい」と公演を終えた感想を述べた後「深い夜ほど光はもっと明るく輝く。 皆さんは僕たちに向かって、僕たちは皆さんに向かって絶えず光を送り、お互いが探し合っているということをいつも忘れないでほしい」と世界のARMYへのメッセージを残した。

 イベント後には、BTSのファンダムやARMYの正式な名前ができた日である7月9日に、シングルCD『Butter』がリリースとなることも発表。本作にはデジタルシングル「Butter」とともに新曲も含まれる。

Photo by:BIGHIT MUSIC