エイサップ・ロッキー、リアーナとの交際を認める
エイサップ・ロッキー、リアーナとの交際を認める

 エイサップ・ロッキーとリアーナの交際について、これまで多くの憶測や噂が流れていたが、米GQ誌の最新インタビューで、エイサップ・ロッキーがリアーナを「運命の人」と呼び、交際を認めた。

 同誌の「エイサップ・ロッキーは、世界一美しい男」と題された記事では、2019年に街中での喧嘩をきっかけに暴行容疑でスウェーデンで1か月間拘留され、トランプ元米大統領が彼の釈放に介入したことを紹介している。最終的にエイサップ・ロッキーは、3日間の裁判で有罪となり、条件付きで釈放された。

 続いて彼はリアーナとのロマンスについて語っている。リアーナを「運命の人」そして「恋人」と呼び、彼女の名前が挙がると、「10代のように顔を輝かせた」と記事には綴られている。交際について公言することに興奮していた彼だが、関係の時系列について聞かれると口ごもったと言う。二人の交際の噂は、2013年にエイサップ・ロッキーがリアーナの【ダイアモンド・ワールド・ツアー】の前座を務めた時に始まったが、同誌に真剣な交際をしている感想を聞かれると、彼はまた少し話し始めた。

 エイサップ・ロッキーは「断然いいです」と述べ、「かけがえのない人を得るのは最高です。彼女は、おそらく他の100万人分の価値があると思います……その時が来れば、わかると思います。彼女が運命の人であることが」と続けた。

 リアーナの出身であるバルバドスで、二人がクリスマスを過ごす姿が捉えられているが、エイサップ・ロッキーの父もバルバドス出身で米国へ移住している。彼はバルバドスを訪れるのは、まるで「帰郷している」ような感覚で、「クレイジーだよ。父がアメリカに来る前に、どのような場所で暮らしていたのかいつも想像していました。信じられないかもしれませんが、実際に訪れると、なんだか懐かしい感じがしました。外国のようでいて、よく知っているような」と振り返った。

 父親になることを考えたことがあるかと聞かれると、彼は「それが私の運命であれば、間違いなく……すでに私は父親みたいなものです。この仲間たちは、私の息子のようなものです」と後者について笑い、記事では彼が非常に慎重に言葉を選んだと記している。「いや、でも、私は素晴らしく、優れた、何においてもアメイジングな父親になると思います。私の子供はとても格好いい子供になるでしょう、とてもね」と続けた。

 新型コロナウイルスによるロックダウンの期間中、エイサップ・ロッキーは「スタイル、リズム、サウンド、映画、食べ物、健康、愛、人生などのあらゆる分野で新しいことを試した」と述べている。また、2019年に薬物の使用を断っていたが、「大量のマリファナと麻薬の使用」を再開したことを明かした。

 記事には、昨年の夏、エイサップ・ロッキーがリアーナと大型のツアーバスでローリン・ストーンズ、グレイトフル・デッド、カーティス・メイフィールドを聴きながら、米ロサンゼルスからニューヨークまで移動し、途中でテキサスやメンフィスなど複数の都市に立ち寄ったり、いくつかの国立公園を訪れたことも書かれている。彼はバスの中でLSDをやり、シャツやパンツのタイダイをしただけでなく、車内に作った簡易スタジオで新しい音楽をレコーディングし、これまでで一番の作品になったと語った。

 エイサップ・ロッキーは、「神は私に多くの才能を与えてくれました。そして、私はその才能を活かして、素晴らしいアルバムを作っています」と『All Smiles』と仮タイトルが付けられたアルバムについて述べている。今作にはモリッシーやリアーナとのコラボレーションが収録されていると報じられている。彼は「想像力やアイデアをキャッチボールできる相手がいることは重要だと思う」と述べ、彼が「ゲットーの恋」の物語と称するアルバムには、リアーナの影響が「確実に」あったと認めている。そして「これまでとは異なる視点を持つことができた」と続けた。