【ブリット・アワード2021】英政府のテスト・プログラムの一環として、収容定員20%&マスク着用義務なしで開催 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【ブリット・アワード2021】英政府のテスト・プログラムの一環として、収容定員20%&マスク着用義務なしで開催

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【ブリット・アワード2021】英政府のテスト・プログラムの一環として、収容定員20%&マスク着用義務なしで開催

【ブリット・アワード2021】英政府のテスト・プログラムの一環として、収容定員20%&マスク着用義務なしで開催


 現地時間2021年5月11日に英ロンドンにあるO2アリーナで開催される【ブリット・アワード2021】(正式には【ブリット・アワード・ウィズ・マスターカード】)は音楽の祭典であると同時に実験にもなるようだ。会場のキャパシティの約20%にあたる4,000人の観客を動員予定で、驚くことに会場内で観客は社会的距離を保つことも、マスクを着用する必要もない。

 【ブリット・アワード】は声明で、このショーを「ライブ・オーディエンスを再び迎え入れる初めての屋内音楽イベントであり、大規模なライブ・ミュージックが復活する極めて重要な瞬間である」と位置付けている。

 約2,500枚のチケットは、長距離移動を防ぐため、レコード産業協会から英ロンドン近郊のエッセンシャル・ワーカーに贈られる。残りの1,500枚のチケットは、ノミネートされた出演アーティストと関係者、レコード会社、マネージメント、提携企業やスポンサーが購入できる。

 エッセンシャル・ワーカー向けの無料チケットが当たる抽選の受付は現地時間2021年4月22日正午から開始される。この無料チケットの条件には「参加者は全員、英国政府が主催する研究プログラムへの参加に同意する必要がある」ことが含まれている。

 声明によると、「屋内でのセレモニーとライブ・ショーは、政府の科学的イベント研究プログラムの一環として行われ、強化された試験方法を使用して社会的な距離なしで、いかにイベントを開催できるかを検討する」と述べている。「このイベントでは政府と密接に協力して安全ガイドラインを遵守する。英国が過去1年間に実施された規制を緩和し、O2で1年以上ぶりに開催されるライブ・ミュージック・ショーの【ブリット】は、大規模なライブ・ミュージックの復活への道を切り開く重要な役割を果たすことになります」と説明している。

 また、「観客は、会場内で社会的距離を保ったり、マスク着用の義務はありませんが、会場までの移動には政府の既存のガイドラインに従い、イベント主催者が定めた規則を遵守する必要がある。会場に入場するために参加者は、検査で陰性であることを証明する必要がある。科学的研究の一環として、屋内環境の安全性、社会的距離の縮小、マスクの不使用における安全証拠収集のため、参加者はイベント終了後に検査を受ける必要がある」と述べ、「また、イベント終了後に陽性反応が出た場合、参加者を追跡するために、連絡先を提供する必要がある」と続けた。

 2020年2月18日にO2で開催された【ブリット・アワード2020】は、新型コロナウイルスのパンデミックにより、授賞式を含む大規模な集会が1年以上も禁止される前の最後の大きなイベントの一つとなった。それから約15か月後に開催される【ブリット・アワード2021】は、正常な状態に戻るための一歩になることが期待されている。

 司会はコメディアンのジャック・ホワイトホールが、4年連続で務める。セレステ、ジョー・コリー、デュア・リパ、アーロ・パークス、ヤング・T&バグジー、AJ・トレイシーが最多3部門でノミネートされており、デュア・リパ、アーロ・パークス、グリフ、ヘッディー・ワンのパフォーマンスが決定している。

 2年前にカルヴィン・ハリスとのコラボ曲「ワン・キス」で<ブリティッシュ・シングル賞>を受賞したデュア・リパは、声明で「今年は誰にとっても長く厳しい年でした。その期間、そしてこれからも、私たちをお世話をしてくれるキー・ワーカーのヒーローたちを称える一夜になることを嬉しく思います」と述べた。

 英国レコード産業協会と【ブリット・アワード】の最高責任者であるジェフ・テイラーは「今年の【ブリット・アワード・ウィズ・マスターカード】はこの授賞式の歴史において最も重要なひとつです。私たちがパンデミックを乗り越える手助けしてくれた素晴らしい音楽とアーティストを祝福するだけでなく、ファンとアーティストがひどく恋しがっていたライブ・ミュージックの復活への道筋を示すことを望んでいます。私たちは、政府とO2、そしてすべてのパートナーと密接に協力して、すべての安全対策とガイドラインが守られるようにします」と述べた。

 O2の副総支配人であるダニエル・ケネディー=クラークは、「屋内最大のキャパシティのパイロット・イベントを開催する会場として、【ブリッツ】を行うO2が選ばれたことを誇りに思います。この科学的試験はライブ・エンターテインメント業界が回復に向かうための重要なステップであり、私たちの運営チームは1年以上ぶりに再び人々をO2アリーナに迎え入れることができるよう、最終的な準備を進めています」と説明した。

 【ブリット・アワード】の声明は、このテスト・プログラムの根拠を明らかにしている。冒頭で「イベント・リサーチ・プログラムを通じて、毎年開催されている英国の音楽業界のショーケース・イベント(である【ブリット・アワード】)で、着席するタイプの大規模な屋内ライブに観客を入れる安全性をテストします。今年の【ブリット・アワード】で得られた研究結果は、クルーシブル劇場で開催された世界スヌーカー選手権やフェスティバル・リパブリックが主催するセフトン・パークでの野外ライブなど、このプログラムの他のパイロットで収集されたエビデンスとともに積み上げられます。これらのパイロットで得られたエビデンスは、英国中の会場やイベントに、より多くの観客を段階的に呼び戻すための政策に活用されます」と説明している。


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