ニッキー・ミナージュの母、夫をひき逃げした容疑者を相手取り約163億円の裁判を起こす
ニッキー・ミナージュの母、夫をひき逃げした容疑者を相手取り約163億円の裁判を起こす

 2021年3月19日、ニッキー・ミナージュの父ロバート・マラージが犠牲になったひき逃げ死亡事故を起こした容疑者を相手取り、ニッキーの母キャロル・マラージが1億5,000万ドル(約163億円)の損害賠償を求める訴えを米ニューヨーク州最高裁判所に起こしたことが明らかになった。

 キャロルの弁護を務めるベン・クランプ(Ben Crump)法律事務所の公式SNSには、「(ロバート・マラージは)2021年2月12日、ひき逃げ事故によって致命傷を負った。彼はロングアイランドの道を歩いていたところ、チャールズ・ポーレヴィッチが運転する車にはねられた。ポーレヴィッチはマラージをはねたあと、救急隊を呼んだり応急手当てを施すなどの行為を行わずに事故現場から去った」と綴られている。

 さらに、「(ポーレヴィッチは)無責任で不注意だっただけでなく、助けを求めることよりも逃走して隠れることに関心があった。ポーレヴィッチの行動は犯罪的で、臆病で、モラルに反していた。ロバート・マラージの死を招いた彼の無謀な行動について彼に責任を取らせる!」と投稿は続いている。

 米ビルボードの問い合わせに対し、ポーレヴィッチの弁護士であるマーク・C・ガン(Marc C. Gann)は、「ポーレヴィッチ氏はマラージ一家に対し、共感と哀悼の意を表しています。この民事訴訟は予想外ではありませんが、ポーレヴィッチ氏に対して係属中の刑事責任は、民事裁判には何の関係もありません。事故が不注意により起きたものだったのか、不注意だったとしたらどの程度のものだったのかはまだ究明されていません。そして要求額については控えめに言ってもショッキングであり、全く妥当ではないとだけ付け加えておきます」と回答している。