UK出身の次世代POPプリンセス、グリフ(Griff)がブリット・アワード受賞&新作発表へ
UK出身の次世代POPプリンセス、グリフ(Griff)がブリット・アワード受賞&新作発表へ

 UK出身のシンガーソングライター、グリフ(Griff)がブリット・アワード「Rising Star Award」を受賞した。同時に6月11日に新作『One Foot In Front Of The Other』のリリース、および自身初のUKツアーを行うことも発表された。

 ブリット・アワード「Rising Star Award」は今後の成功が期待されるアーティストに贈られる賞で、過去にセレステ、サム・スミス、アデルらが受賞している。パ・サリュ、リナ・サワヤマなど、話題のアーティストがノミネートされるなか20才のグリフが見事勝ち取った。

 自身の公式YouTubeチャンネルにて、ロンドンのAbbey Roadスタジオで行なったRising Star Sessionでのパフォーマンス映像を公開しているグリフ。来週にはアメリカのテレビでの初パフォーマンスを『Late Night With Seth Meyers』にて披露する。

 新作『One Foot In Front Of The Other』についてグリフは、「ロックダウン中に書いた曲を集めたもの。こんなときに音楽制作するのは変な感じで、本当に生きてる気がしなかったけど、未来がどうなるか分からないときは次に進むしかないって思った。この作品の大半は自分でプロデュースしたんだけど、音楽プロデューサーの2%が女性っていう統計を聞いて。音楽業界にいる若い女性として重要なことに感じて、自分を元気付けてしっかりやり続けていかなければと思った。チャレンジングなことだけど、この『One Foot In Front Of The Other』が純粋で、エモーショナルで磨きがいのある作品になればいいなと思ってる。」と語る。

 『One Foot In Front Of The Other』からは、怖いもの知らずでマルチな才能を持つグリフのDIY精神が伺える。ジャケット写真では綱渡りに挑戦しており、「綱渡りできるようになったの!とても難しかったけどいつ落ちるか分からないという気持ちを写真に収めてもらわなきゃと思って。そういった感情はいつも抱いていて、収録曲にも反映されているから」とコメントしている。

 ロンドン近郊のワトフォード出身、中国人とジャマイカ人の両親のもとに生まれたグリフ。音楽制作ソフトLogicを兄から借りて音楽を作りはじめ、楽曲のプロデュースを学んだとのこと。多くのクラスメイトはラジオで聞くまで音楽活動をしていることすら知らなかったという。

 何でも挑戦する性格で、ジャンルに囚われることなく音楽制作を行い、衣装も自作し、ロックダウン中にはファンからiPhoneで撮影した動画を募ってミュージック・ビデオを制作した。友情、メンタルヘルス、失恋、家族の大切さ、と様々なテーマを扱い、グリフの手にかかればそういった経験がポジティブに丸くなり、共感するフォロワーたちが後を絶たず、ベッドルームで作られたポップ・ミュージックが確立していく。

◎リリース情報
アルバム『One Foot In Front Of The Other』
2021/6/11 RELEASE
https://Japan.lnk.to/Griff_OFIFOTOPu
1.‘Black Hole’
2.‘One Night’
3.‘Shade Of Yellow’
4.‘One Foot In Front Of The Other’
5.‘Dreams’
6.‘Earl Grey’
7.‘Walk’