【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン初登場から10週連続No.1、男性アーティストとしては約44年ぶりの快挙 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン初登場から10週連続No.1、男性アーティストとしては約44年ぶりの快挙

Billboard JAPAN
【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン初登場から10週連続No.1、男性アーティストとしては約44年ぶりの快挙

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン初登場から10週連続No.1、男性アーティストとしては約44年ぶりの快挙


 モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』が10週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 前週から11%ほど減少したが、週間69,000ユニットを記録して初登場(2021年1月23日付チャート)から遂に10週目の1位を獲得した『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』。初登場から10週連続で首位を獲得したのは、1987年6月27日から9月5日までの11週を記録した、故ホイットニー・ヒューストンの『ホイットニーII』以来約34年ぶりで、男性アーティストでは1976年10月16日から1977年1月8日までの13週を記録した、スティーヴィー・ワンダーの『キー・オブ・ライフ』以来約44年ぶりの快挙。

 なお、Billboard 200の集計がスタートした1956年3月以降、初登場から10週連続で1位を獲得したアルバムはこの3作のみで、ニールセン・サウンドスキャン/MRCデータによる集計がはじまった1991年5月以降では、『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』が初の記録(最長記録)となる。

 初登場からではなく10週連続で首位を獲得したアルバムとしては、2012年1月14日から3月17日までの同10週を記録したアデルの『21』(通算記録は24週)以来9年ぶりで、通算記録が10週を超えたアルバムとしては、2016年に非連続で13週を記録したドレイクの『ヴューズ』以来、約5年ぶりの記録更新。

 歴代のカントリー・アルバムで、累計10週以上首位を獲得したのは以下の4作のみ。連続記録としては、『サム・ゲイブ・オール』(17週連続)と『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』の2作のみ10週を超えている。

18週 ガース・ブルックス『ローピン・ザ・ウィンド』(1991年から1992年)
17週 ビリー・レイ・サイラス『サム・ゲイブ・オール』(1992年)
11週 テイラー・スウィフト『フィアレス』(2008年から2009年)
10週 モーガン・ウォレン『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(2021年)

 次週記録を更新できればテイラー・スウィフトの『フィアレス』に並ぶが、ジャスティン・ビーバーの新作『ジャスティス』にその座を奪われる可能性が高い。

 2位も変わらずポップ・スモークの『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』(40,000ユニット)がキープし、3位には先週の6位からデュア・リパの『フューチャー・ノスタルジア』(37,000ユニット)が再浮上した。今週ユニット数が増加したのは、3月14日に開催された【第63回グラミー賞】で<最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞>を受賞したことと、同アワードで本作からのヒット・シングル「ドント・スタート・ナウ」と「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」の2曲をパフォーマンスしたため。

 その【グラミー賞】で<年間最優秀アルバム賞>を受賞したテイラー・スウィフトの『フォークロア』も、ユニット数を59%増加させて(28,000)先週の29位から10位にジャンプアップした。本作からは「cardigan」と「august」、次作『エヴァーモア』からは「willow」をメドレーで披露している。

 今週は初登場作品が2作。まず5位にデビューしたのは、米カリフォルニア州出身のR&Bシンガー=ギヴィオンのデビュー・アルバム『When It's All Said and Done... Take Time』。初動ユニットは32,000で、そのうち30,000がアルバム・ストリーミング(SEA)とそのほとんどを占めた。週間再生数は4,356万回を記録している。

 本作は、昨年リリースしたEP『Take Time』(35位)と『When It's All Said and Done』(93位)に新曲1タイトルを追加した初のフル・アルバムで、前者からはR&Bソング・チャートでTOP10入りした「Like I Want You」(10位)と「Heartbreak Anniversary」(7位)がヒットし、アルバムのプロモーションに繋げた。また、『Take Time』が前述の【グラミー賞】で<最優秀R&Bアルバム賞>にノミネートされたこと、翌週にリリースされたジャスティン・ビーバーの『ジャスティス』にゲストとして参加したことも、注目度を高めた要因となっている。

 もう1作は、9位に初登場した ロブ・ゾンビの『The Lunar Injection Kool Aid Eclipse Conspiracy』。初動ユニットは28,000で、そのうち26,000がアルバム・セールス、アルバム・ストリーミングはわずか2,000程度だった。ストリーミングは伸び悩んだが、セールスは今週最大の売り上げを記録している。

 本作は、2016年にリリースした前作『The Electric Warlock Acid Witch Satanic Orgy Celebration Dispenser』から5年ぶり、通算7枚目のスタジオ・アルバムで、最高5位を記録したデビュー作『ヘルビリー・デラックス』(1998年)から7作連続(7作目)のTOP10入りを果たした。アルバムからは、メインストリーム・ロック・ソング・チャートで18位を記録した「The Triumph of King Freak」がヒットしている。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、3月26日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
2位『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』ポップ・スモーク
3位『フューチャー・ノスタルジア』デュア・リパ
4位『アフター・アワーズ』ザ・ウィークエンド
5位『When It’s All Said and Done… Take Time』ギヴィオン
6位『Shiesty Season』Pooh Shiesty
7位『マイ・ターン』リル・ベイビー
8位『ザ・ボイス』リル・ダーク
9位『The Lunar Injection Kool Aid Eclipse Conspiracy』ロブ・ゾンビ
10位『フォークロア』テイラー・スウィフト


トップにもどる billboard記事一覧

続きを読む


おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい