BTS、『MAP OF THE SOUL: 7』が国際レコード業界団体IFPIが選ぶ2020年に世界で最も売れたアルバムに
BTSの『MAP OF THE SOUL: 7』が、国際レコード業界団体IFPI(国際レコード・ビデオ製作者連盟)によって2020年に世界で最も人気のアルバムに贈られる【IFPIグローバル・アルバム・オール・フォーマット・アワード2020】を受賞した。彼らは、同団体が先週発表した2020年に最も売れたアーティストに贈られる【IFPIグローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー2020】にも選ばれている。
今年新設された【IFPIグローバル・アルバム・オール・フォーマット・アワード】は、フィジカル・セールス、ダウンロード、ストリーミングを総合し、すべての消費フォーマットで最も売れたアルバムを称える新しいカテゴリーとなっている。
新型コロナウイルスのパンデミックが始まった2020年2月にリリースされた『MAP OF THE SOUL: 7』は、急速に燃え広がる炎のように世界中に広まった。BTSにとって4枚目となるこのアルバムは、韓国で「前代未聞の成功」を収め、歴代最高の売上を更新したとIFPIは報告した。
また、今作は圧倒的な強さを見せ、米国、日本、英国、ドイツ、フランスの世界5大音楽市場でもチャートを席巻した。米国では、リリース当時2020年に発売された作品として最大週間ユニット数を記録し、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位をマークした。同時に、2年以内に4作品を首位に送り込むという快挙を成し遂げた。
IFPIのCEOであるフランシス・ムーアは、「アルバム・フォーマットの進化を反映し、アーティストがアルバム・プロジェクトを複数のフォーマットにわたって様々な方法でファンと共有していることを評価するために、【グローバル・アルバム・オール・フォーマット・チャート】を導入しました」とコメントした。ムーア氏は「【グローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー】に続き、二つ目のIFPIグローバル・チャート・アワードをBTSに授与できることを光栄に思います。“MAP OF THE SOUL: 7”は国際的にも韓国でもチャート記録を更新し、世界中の音楽愛好家を楽しませるグループから、またしても素晴らしい作品が生まれました」と続けた。
さらにBTSは『BE (Deluxe Edition)』を4位にランクインさせ、初代ランキングのトップ10に2作品を送り込んだ。2位にはザ・ウィークエンドの『アフター・アワーズ』、3位にはビリー・アイリッシュの『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』がランクインした。
また、IFPIグローバル・デジタル・シングル・チャートでは、BTSの「Dynamite」が10位につけた。
◎IFPIが選ぶ2020年グローバル・アルバム・オール・フォーマット・チャート
1位 『MAP OF THE SOUL: 7』 BTS
2位 『アフター・アワーズ』 ザ・ウィークエンド
3位 『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』 ビリー・アイリッシュ
4位 『BE (Deluxe Edition)』BTS
5位 『ファイン・ライン』 ハリー・スタイルズ
6位 『ハリウッズ・ブリーディング』 ポスト・マローン
7位 『STRAY SHEEP』 米津玄師
8位 『チェンジズ』 ジャスティン・ビーバー
9位 『フォークロア』 テイラー・スウィフト
10位 『フューチャー・ノスタルジア』 デュア・リパ