米津玄師、芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)を受賞 『STRAY SHEEP』が評価
米津玄師、芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)を受賞 『STRAY SHEEP』が評価

 米津玄師が、令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)を受賞した。

 大衆芸能部門において、平成生まれのアーティストの新人賞受賞は初めての快挙となる。

 芸術選奨文部科学大臣新人賞は文化庁が毎年度、芸術各分野において、優れた業績を挙げ、新生面を開いた人物に対して送られる賞だ。アルバム『STRAY SHEEP』において、「沈静化したポップス界の再活性化」を促したことが評価され、今回の受賞に至った。

 なお、2020年8月5日にリリースされたアルバム『STRAY SHEEP』は、CDの売上枚数と、デジタルダウンロードのDL数およびストリーミングの再生数を合計したセールスがダブルミリオンを突破し、今なお記録を更新し続けている。

◎令和2年度 「第71回 芸術選奨文部科学大臣 新人賞」 大衆芸能部門 贈呈理由
米津玄師氏は2018年に発表され、ロング・ヒットとなった「Lemon」でその存在を広く知られ,Foorinへの提供曲「パプリカ」のヒットにより幅広いファンの支持を得た。ヒップ・ホップ的なセンス,歌謡曲的な要素を継承したメロディー,エレクトロニクスとアコースティックを融合させた斬新で充実した完成度の高い音楽性が評価され,アルバム「STRAY SHEEP」では新型コロナウイルス禍による混沌(こんとん)とした社会状況を反映した新曲も収録。沈静化したポップス界の再活性化を促す端緒となった。