フー・ファイターズ、ビー・ジーズの「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」をカヴァー
フー・ファイターズ、ビー・ジーズの「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」をカヴァー

 フー・ファイターズが、英BBC Radio 2の『Sofa Session with Jo Whiley』のためにビー・ジーズの「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」をカヴァーした。

 彼らのヴァージョンは、一世を風靡した『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックに収録されている楽曲のテイストに、少しだけロック要素を加えた程度の、オリジナルに忠実なカヴァーだ。ボーカルもグロールが担当し、ビー・ジーズに負けずとも劣らない高音域を歌いこなしている。

 司会のジョー・ワイリーとのインタビューでグロールは、この曲をカヴァーした理由について、この番組のためのカヴァーを含め、やらなければならないことのリストを持ち込んでスタジオに入っていた時に、メンバーの誰かに最近公開されたビー・ジーズのドキュメンタリー『The Bee Gees: How Can You Mend a Broken Heart』を見たかと聞かれたと説明した。

 彼は、「あれをまだ見ていなかったのは俺が最後、地球上で俺しかいないんじゃないかってくらいだったんだよ。だから俺が、“ビー・ジーズの曲を演ろうぜ”って提案したんだ。そしたら誰かが、“どうやって演るの”って聞くから、“じゃあ、ビー・ジーズみたいに演ろう”って言ったんだ」と明かしている。

 ボーカル・パートについては、「楽器パートをレコーディングし始めてたんだけど、“OK、じゃあ俺が歌ってくるか”ってなって。ちょっと聞いてくれよ、あんな歌い方したことはこれまで一度もなかったんだけど、これまで歌ってきた中で一番歌いやすい曲だったんだ!自分の声でこんな風に歌えるなんて……」と、彼はバリー・ギブのように実際に歌いながら、「……知らなかったんだ。6分くらいで歌入れが終わった。25年間こうやって歌えばよかった!」と語っている。

 彼はこのインタビューで、『サタデー・ナイト・フィーバー』が流行っていた1979年頃に、縁あって譲り受けた子犬に“ビー・ジー”と名付けて16年飼い続けたほど、ビー・ジーズに思い入れがあることを明かしている。