ブルーノ・マーズと偽り詐欺を働いた米男性が出廷、被害額は約1000万円
ブルーノ・マーズと偽り詐欺を働いた米男性が出廷、被害額は約1000万円

 インスタグラム上でブルーノ・マーズと偽り、女性から10万ドル(約1050万円)をだまし取った疑いで起訴された、米テキサス州の男性Chinwendu Azuonwuが、今週出廷した。

 ABC30によると、拘留されたばかりの男性は、第三級マネー・ローンダリングの重罪で先月起訴されていた。2018年9月から10月にかけて起こった事件で、男性はブルーノ・マーズと偽り、北テキサス州に暮らす63歳の女性にインスタグラムで複数のメッセージを送り、詐欺を働いた。

 警察の調べに対して女性は、この偽ブルーノが自分と交際することを望んでいると信じさせられたと話しており、本物だと思い込んでしまった彼女は、次第に彼に恋するようになったと述べている。アカウントの持ち主は、ブルーノ本人だと証明するために、ツアー先からテキスト・メッセージや写真を女性宛に送り、ツアーを辞めて彼女と一緒になりたいなどと伝えていた。

 その直後、女性はアカウントから“バンドの友人”の“ツアー費用”のために1万ドル(約105万円)の小切手を送ってほしいという連絡を受け、そのわずか2日後にはさらに9万ドル(約940万円)を要求された。要求額は、Azuonwuと共犯者とされるBasil Amadiが保有する口座にそれぞれ振り込まれた。2人とも、マネー・ローンダリングの罪に問われており、Azuonwuの保釈金は3万ドル(約310万円)に設定されている。