2020年年間音楽ビデオ売上動向発表 総売上金額は前年比91.2%に アーティスト別首位は乃木坂46
2020年年間音楽ビデオ売上動向発表 総売上金額は前年比91.2%に アーティスト別首位は乃木坂46

 SoundScan Japanの『2020年の年間売上動向』が発表され、音楽ビデオ(DVD、Blu-ray他)の総売上金額は約691億円で前年比91.2%と減少したことが分かった。

 総売上金額のDVDとBlu-ray他の比率は43:57という結果に。2018年は51:49、2019年は47:53となっており、年々Blu-ray他のシェアが増加している。総売上枚数は933.9万枚で前年比89.2%(2019年は1046.6万枚)と減少。なお、売上枚数に対してリアル店での売上が25%(2019年は33%)、Eコマースでの売上が75%(2019年は67%)を占めており、コロナ禍の影響でEコマース利用者の比率が増えていることが分かった。

 アーティスト別の売上ランキングでは、乃木坂46が売上占有率12.3%で他のアーティストと差を広げ、約57.6億円を売り上げて1位に。続いてBTSが約41.7億円で2位、嵐が約35億円で3位を獲得している。

 作品別の売上枚数では、『アナと雪の女王2』が約49.9万枚を売り上げて1位に。続いて嵐『ARASHI Anniversary Tour 5×20』が45万枚で2位、King & Prince『King & Prince CONCERT TOUR 2019』が約41.5万枚で3位となった。また、アーティスト以外の作品が1位になったのは2017年の『君の名は。』以来3年ぶりだ。
 
 なお、音楽ビデオを含む、音楽ソフト総売上金額は約2,287億円で前年比88%(2019年は約2,598億円)、総売上枚数は7,421万枚に。ここでは、嵐が約79.2億円を売り上げて前年に続いて1位を獲得し、BTSが約77.9億円で2位、乃木坂46が約75.1億円で3位で続いている。

 『2020年の年間売上動向』はSoundScan Japanによる全国のCD・ビデオソフト店および広域チェーン店、書店、家電量販店等、コンビニエンスストア、Eコマース各社で販売された音楽・映像ソフト商品のPOSデータを基に算出。計測期間は、2019年12月30日~2021年1月3日。

 ビデオの売上枚数別トップ10は以下の通り。

◎2020年年間ビデオ・チャート
1位:『アナと雪の女王2』 49.9万枚
2位:『ARASHI Anniversary Tour 5×20』嵐 45万枚
3位:『King & Prince CONCERT TOUR 2019』King & Prince 41.5万枚
4位:『TrackONE -IMPACT-』 SixTONES 28.8万枚
5位:『滝沢歌舞伎 ZERO』 24.7万枚
6位:『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 23.2万枚
7位:『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2019-2020 PARADE』Hey! Say! JUMP 20.9万枚
8位:『「天気の子」スタンダード・エディション』 20.8万枚
9位:『素顔4 ジャニーズJr.盤』ジャニーズJr. 16.6万枚
10位:『BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF' - JAPAN EDITION』BTS 12.7万枚

※計測期間:2019年12月30日~2021年1月3日
※表示枚数、金額は概数となります
※金額は全て税抜