カーディ・Bやアイス-Tなど、トランプ米大統領の弾劾に反応
カーディ・Bやアイス-Tなど、トランプ米大統領の弾劾に反応

 現地時間2021年1月13日、ドナルド・トランプ米大統領を弾劾訴追する決議案が下院で可決された。2度にわたり弾劾訴追された大統領は史上初で、共和党からも10人が賛成に回る異例の採決となった。

 6日にトランプ支持者が米議会議事堂に乱入し、5人の死者が出た事件を受け、決議案は弾劾条項にトランプによる“反乱の扇動”を挙げた。事件前に彼は、集会で“選挙は盗まれた”などと根拠のない主張を繰り返し、「我々は死に物狂いで戦う。死に物狂いで戦わなければ、この国を失ってしまうだろう」などと支持者を煽っていた。

 採決は賛成232票、反対197票だった。トランプはウクライナとの関係をめぐり2019年にも弾劾訴追されているが、この時は共和党内からの造反者は出ず、上院で否決された。

 トランプ大統領の弾劾訴追決議案可決の速報が流れると、以前よりトランプ政権に批判的だった多くの有名アーティストたちがSNSでいち早く反応した。カーディ・Bは、過去のインタビューで、“一番嫌いな大統領は?”と聞かれ、“弾劾されるやつ。史上3人目に弾劾されるやつ”と、苦笑しながら答えている動画に、「ほら言ったでしょ」と添えてツイートした。

 また、トランプ政権に対する批判を日々ツイートしているベット・ミドラーは、「また弾劾された!」とシンプルに大文字で投稿し、アイス-Tは、20日に行われるジョー・バイデン次期大統領の就任式に備えるため、周囲にフェンスが設置され多数の兵士が待機する議事堂の写真を引用リツイートする形で、「OK……本気出してきたみたいだな……」と投稿し、別のツイートでファンからの質問に答える形で、「 FBIは(トランプが)一般市民に戻るまで待つんじゃないかな。それからありとあらゆる手段でやつを追い込む。収監しちまえよ……あいつはFBIを怒らせた。ギャングのメンバーですらFBIには盾突くべきでないってことくらい分かってるよ。でも、どうなるかな」と綴っている。

 また、Qアノン信奉者として知られる下院のマージョリー・テイラー・グリーンが、“Censored(検閲されている)”と書かれたマスクをつけながら、多くの人が視聴する議会中継で意見を述べている動画をリツイートしたモデルのクリッシー・テイゲンは、「この人たちって実際マジで間抜けだよな」と呆れている。