テイラー・スウィフト、今年2作目となるアルバム『evermore』をサプライズ・リリース
テイラー・スウィフト、今年2作目となるアルバム『evermore』をサプライズ・リリース

 現地時間2020年12月10日朝に、テイラー・スウィフトが15曲入りのニュー・アルバム『evermore』を12月11日の米東部標準時間0時にリリースすることを明かした。

 テイラーは、自身のTwitterに「“folklore”の姉妹のような、私の9thスタジオ・アルバムを東部標準時間で本日24時にリリースすることを皆さんにお伝えできてとても嬉しいです。アルバムの名前は“evermore”です」とフレンチブレイドしたヘアスタイルの後ろ姿の写真とともに投稿した。テイラーは「私たちは曲を書くことを止められませんでした。もっと詩的に表現すると、私たちはフォークロアの森の端に立っていた時に選択を迫られたのです。方向を変えて戻るか、もしくはこの音楽の森をさらに進むか。私たちはより深く迷い込むことを選びました」と語った。

 これまでに、このようなことは一度もしたことがないとテイラーは認めている。通常、テイラーは各アルバムを「1回限り」のものとして扱い、次のプロジェクトの計画に移る。だが【グラミー賞】にノミネートされた『folklore』のセッションには何か違うものがあったようだ。一連の投稿でテイラーは、「それ(“folklore”)を作ることで、私は次へ旅立つように感じず、むしろ回帰しているようでした」と説明した。

 テイラーは「これらの架空と現実の物語から見出した現実逃避が私は好きでした。夢のような情景や悲劇、そして失われた愛と新たな愛の物語を、人生へ迎え入れる方法がとても気に入ったのです。だから、私は書き続けました」と言った。何よりも、テイラーは共作者/共同プロデューサーであるザ・ナショナルのアーロン・デスナー、頻繁にコラボしているジャック・アントノフ、ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノン、William Boweryのペンネームで共作したボーイフレンドのジョー・アルウィン、そして何人かの“新しい(そして長年の)友達”と『folklore』と今回の『evermore』で一緒に仕事をするのが大好きだったと話している。

 テイラーは、ハイム、ボン・イヴェール、ザ・ナショナルとのコラボレーションを含む今作の15曲入りトラックリストを公開している。「13歳の時から、私のラッキーナンバーが逆になっている31歳になることに興奮していました。だから今、このニュースで皆さんを驚かせたかったのです」と自身のインスタグラムにアルバム・アートワークの裏面と一緒に投稿した。「皆さんは私の誕生日のたびに、たくさんの気遣い、サポートと思いやりを示してくれました。ですので、今回は私が皆さんに何かを贈ろうと思いました!また、このホリデー・シーズンは、多くの人々にとって孤独なものになることもわかっています。もし私のように、愛する人を恋しく思う時に音楽を聴くのであれば、今作はまさにあなたのためです」と締めくくった。

 『evermore』の通常盤は15曲入りで、フィジカルのデラックス盤には「right where you left me」と「it's time to go」の2曲のボーナス・トラックが収録されている。デジタル・ダウンロードには、16枚の新しい写真を含むブックレットが含まれる。また、別の投稿で、テイラーはアルバムからの1stシングル「willow」のミュージック・ビデオを12月11日米東部標準時間の0時に解禁することを明かした。テイラーが白いドレスを着たMVの写真には、自身がMVを監督するのを手伝ってくれたチームと関係者の新型コロナウイルス感染対策をした医療検査官への感謝のメッセージが添えられている。そしてMV公開前にYouTubeの特設ページでいくつかの質問に答えると約束した。

◎『evermore』トラックリスト
1. willow
2. champagne problems
3. gold rush
4. tis the damn season
5. tolerate it
6. no body, no crime (featuring Haim)
7. happiness
8. dorothea
9. coney island (featuring The National)
10. ivy
11. cowboy like me
12. long story short
13. marjorie
14. closure
15. evermore (featuring Bon Iver)



この投稿をInstagramで見る

Taylor Swift(@taylorswift)がシェアした投稿