【ビルボード 2020年年間TOP Lyricists】年間作詞者ランキングは藤原聡が1位 米津玄師が続く
【ビルボード 2020年年間TOP Lyricists】年間作詞者ランキングは藤原聡が1位 米津玄師が続く

 2020年の年間Billboard JAPAN作詞家チャート“TOP Lyricists”で、藤原聡(Official髭男dism)が1位に輝いた。

 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”の中から作詞家にフォーカスしたランキングだ。2020年上半期“TOP Lyricists”で1位を獲得し、その後も首位をキープし続けた藤原聡は、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、動画再生で4冠を獲得した。またHOT 100では、2019年にリリースされた「Pretender」や「宿命」、「イエスタデイ」、2020年リリースの「I LOVE...」や「HELLO」など、藤原聡が作詞を担当した作品が計11曲チャートインした。Official髭男dismは、“TOP Artists”でも1位を獲得しており、2020年はOfficial髭男dismが日本全国に浸透した1年だったに違いない。

 2位の米津玄師はトップ100位圏内に「感電」を初め、Foorinの「パプリカ」や菅田将暉「まちがいさがし」、嵐「カイト」といった提供楽曲がチャートイン。ルックアップでは、坂道シリーズやジャニーズを抑え、1位に上り詰めている。また、8月にリリースされたアルバム『STRAY SHEEP』がCDセールスでミリオンを突破したことや、全曲ストリーミング解禁、「感電」のミュージックビデオの再生回数が1億を突破するなど話題も多かった影響か、米津は唯一、全指標でトップ10入りを果たした。

 トップ10の中でも注目したいのは、HOT 100で「夜に駆ける」が1位を獲得した、YOASOBIのAyaseが6位に登場したことだ。Ayaseが作詞を担当した楽曲はトップ100位圏内に4曲チャートインしているが、「夜に駆ける」だけでもストリーミングと動画再生で2冠を取っており、大きなポイントになっている。さらに、YOASOBIは“TOP Artists”で8位に登場し、21年度の活躍に期待が膨らむ。

【Billboard JAPAN TOP Lyricists of the Year 2020】トップ10
1位 藤原聡(Official髭男dism「Pretender」「I LOVE...」「宿命」)
2位 米津玄師(米津玄師「感電」「Lemon」、菅田将暉「まちがいさがし」)
3位 あいみょん(あいみょん「マリーゴールド」「裸の心」「ハルノヒ」)
4位 Daiki Tsuneta(King Gnu「白日」「Teenager Forever」「飛行艇」)
5位 秋元康(乃木坂46「しあわせの保護色」、日向坂46「ソンナコトナイヨ」、AKB48「失恋、ありがとう」)
6位 Ayase(YOASOBI「夜に駆ける」「ハルジオン」「たぶん」)
7位 大森元貴(Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」「青と夏」「僕のこと」)
8位 LiSA(LiSA「紅蓮華」「unlasting」「Catch the Moment」)
9位 清水依与吏(back number「高嶺の花子さん」「クリスマスソング」「ハッピーエンド」)
10位 n-buna(ヨルシカ「ただ君に晴れ」「花に亡霊」「だから僕は音楽を辞めた」)

集計期間:2019年11月25日(月)~2020年11月22日(日)