メインキャストとYOASOBIが語る、映画『たぶん』の魅力「一歩身近に歩み寄ってくれる作品」 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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メインキャストとYOASOBIが語る、映画『たぶん』の魅力「一歩身近に歩み寄ってくれる作品」

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メインキャストとYOASOBIが語る、映画『たぶん』の魅力「一歩身近に歩み寄ってくれる作品」

メインキャストとYOASOBIが語る、映画『たぶん』の魅力「一歩身近に歩み寄ってくれる作品」


 デビュー曲「夜に駆ける」が空前のヒットを記録しているYOASOBI。“小説を音楽にする”というコンセプトで活動し、ボカロPのAyaseが楽曲制作、シンガーソングライターとしても活動するikuraがボーカルを担当している。そんな彼らが7月に発表した第4弾楽曲「たぶん」の同名原作小説(しなの著)を原案としたオリジナルショートストーリーが完成した。監督は、『おっさんずラブ』も手掛けたYuki Saito。

 本作は、それぞれ異なる世代の男女が織りなす、3編のショートストーリーで構成されている。中でも原作のエピソードを忠実に描いた“ササノとカノン編”では、特撮ドラマ『魔進戦隊キラメイジャー』の木原瑠生がササノを、ドラマ『中学聖日記』にも出演した小野莉奈がカノンを演じた。木原はオファーを受けた際、「主題歌のYOASOBIさんは、楽曲を聴いていたり、SNSでもよく名前を見ていましたし、周りにも聴いている人が多かったので、“たぶん”の世界に関われるということが嬉しくてすぐ自慢しました」という。

 そして、実は学生時代から親友だったという小野とikura。「中学3年生の頃から夢を一緒に追いかけてきた仲でした。一緒にお仕事できたらいいねという話もたくさんしてきて、それが実現したことがまず嬉しかったです」と小野。女優になるという夢を最初に打ち明けたのもikuraだったそうで、「ikuraちゃんがいなかったら女優さんをやっていなかったなと思うぐらいの存在。人生を変えてくれました」と当時を振り返った。

 小説、音楽、ミュージックビデオ――YOASOBIの魅力の一つは、その活動を通して様々な表現世界に触れることができること。そこに今回、映画という新たな世界が開けた。「映画化されることで、まだ僕らの楽曲を聴いたことがない人にも届いてくれるだろうし、新しい扉が一つ増えた感覚で、すごくワクワクします」とAyase。対するikuraは、「今までYOASOBIのミュージック・ビデオは全部アニメーションで作られていて、実写の関連作品ができるのは初めてなので、すごく新鮮です。これまでいい意味での余白として残していた部分も、実際に人が表現することでイメージが強まると思うので、この映画が“たぶん”という楽曲にとって、すごく大きな存在になるだろうなと思いました」と語る。

「この“たぶん”という楽曲には、原作小説から引き継がれている“いい余白”がある。例えば、主人公の性別が描かれていないこともそう。読んだ人がどんな人でも、自分のことのように当てはめて考えることができる作品なんです。だからこそ、実写化されることではっきり現実になった部分もありつつ、原作の曖昧さもちゃんと残っていて、リンクしている小説や楽曲の世界観を壊すことなく、一歩身近に歩み寄ってくれる作品になったと思います」(Ayase)

 「カノンとササノの仲が冷めてしまった時点から映画が始まるので、二人がそれまでにどんな恋愛をしてきたか、どんな関係性だったのかを、見ている人がちゃんと想像できるように表現したいなと思いました」と小野。登場キャラクターの人間像や関係性など、設定には不鮮明な要素も多いだけに、キャストの二人も念入りに役作りを行ったそう。「衣装合わせの時に本読みをする予定になっていたんですけど、私が個人的にお互いの役をもうちょっと深めたくて、その後もリモートでやらせてもらいました」と小野。木原は「自分の役だけではなく、お互いに二人の関係性を話し合っていくことで、徐々にササノとカノンができていった感じはありますね」と話す。

 そして本作では、タイトルにもなっている“たぶん”という言葉がキーワード。各ストーリーの登場人物がその言葉を使うが、それぞれ込められている思いは様々だ。作中、カノンとの別れを選んだササノがこぼした“たぶん”について、木原はこう解釈した。「ササノ的にはやっぱり悔しい気持ちもあって、その後悔がいい方向に行くようにと願う気持ちもありつつ、そう自分に言い聞かせることで前を向こうとしている。わりと自分もそういうタイプなんです。カノンとはまた違う気持ちだと思います。あのシーンはけっこう自分も辛かったです」。対するカノン役の小野は、「カノンのセリフには“たぶん”という言葉が多くて、その全部が違う気持ちを表していると思ったので、全部同じ“たぶん”にはならないよう、カノンの気持ちを大事にしながら演じました」と語った。

 3編の中で特に共感したストーリーについて尋ねると、“クロとナリ編”を挙げたAyase。「“俺がナリのこと、ダメにしてると思う”と発言するシーンがあるんですけど、まんま同じことを言われたことがあるんです(笑)。僕の場合、別れたあとに言われたんですけど。本当に相手をダメにしているかどうかは別にしても、そう思ってしまう気持ちは分かります」。原作に由来する解釈の余白と、一言一句にまで行き届いたニュアンスの演じ分け。さらに3編それぞれ、キャラクターの世代やシチュエーションが異なるストーリーになっている本作は、見る人がどんな経験をし、どんな価値観を持っているかで、感じ方も異なりそうだ。

 映画『たぶん』は、11月13日から劇場公開される。

Interview by Takuto Ueda
Photo by Yume Totsuka


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※当落発表は、DM通知および賞品の発送をもって代えさせていただきます。

◎公開情報
映画『たぶん』
2020年11月13日(金)公開
監督:Yuki Saito
脚本:岸本鮎佳
原案:しなの
出演:木原瑠生 小野莉奈 / 寄川歌太 吉田美月喜 /北林茉子 黒澤はるか・めがね 糸川耀士郎
主題歌:YOASOBI「たぶん」
企画・製作:ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作プロダクション:and pictures
配給:イオンエンターテイメント
宣伝:スキップ


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