ジョーン・ジェットの半生描いた映画公開記念、ギターウルフのセイジ登壇イベントレポ到着
ジョーン・ジェットの半生描いた映画公開記念、ギターウルフのセイジ登壇イベントレポ到着

 ジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー映画『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』の公開を記念し、11月3日にシネマート新宿にて、11月7日にシネマート心斎橋にてそれぞれトークイベントが開催され、ジョーン・ジェットと交流もあるギターウルフのセイジが登壇した。

 9月11日よりシネマート新宿・シネマート心斎橋で開催したロック・ドキュメンタリー映画フェス〈UNDERDOCS(アンダードックス)〉で日本初公開され、大盛況のプレミア上映を終えた『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』は現在、シネマート新宿・シネマート心斎橋にて上映中。本作は女性5人組バンド、ザ・ランナウェイズの中心メンバーであり、解散後はジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツとしてソロ活動を続け、全米No.1ヒット「アイ・ラヴ・ロックンロール」などで知られるジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー映画。ジョーン・ジェットがギターを手にした幼少期から現代まで、約半世紀にわたるロック人生を95分間で描き切る。

 同映画の公開を記念し、ギターウルフのセイジを招いて行われた爆笑トークイベントのイベントレポが到着したので下記にお届けしよう。
https://youtu.be/t9qdcOI2-rE

「ジョーン・ジェットはかっこいいね! ロッカーとして、男女関係なく。
70年代の強烈な逆風の中から出てきたジョーン・ジェット。
この人ほど強烈な女性は、そのあと出てこないね。」
(ギターウルフ セイジ)

■ジョーン・ジェットとの出会いは?
自分が一番最初にランナウェイズを知ったのは中学生の時で、テレビも「ヤングおー!おー!」とか出てるし。
でも中学生の男にはすごいセクシャルで。剣道部の土曜日の練習の後、みんなでレコード屋に寄ったんだけど、
俺がランナウェイズのレコードみてて友達が来たときはパっと隠したもんね。(笑) それぐらい、セクシャルな、見ちゃいけないものだったのだけど。
でもこの映画に描かれているような、ジョーンが目指した、そういうものじゃない、激しい、かっこいいロックのような気がして。
何年か後にジョーン・ジェットが爆発することを祈って。
一発でジョーンを好きになりました。「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」切っ掛けで。

あるとき、ランナウェイズのアルバムを見てて、ジョーン・ジェットのプロフィールをみたときに“うそだろーっ!!!”っていう出来事があって。
何かっていうと誕生日が一緒だった!(笑)
こんな好きなアーティスト、ロッカーと一緒なんて奇跡としか思えない!(笑)

雨が降る中のサマーソニックのステージでジョーン・ジェットが出てきたときは涙ぐんだ。
なぜかというと、ジョニー・サンダーズ、ラモーンズ、そういう70年代のパンクロックの俺のヒーローはみんな死んでしまった。
だけど、この人だけは、この人だけはその雰囲気を、空気をそのまま持ってここに立っている。 まるでロックの化石だと思って、“俺も化石になりたい!”(笑)そのくらい貫きたい。

■セイジさんがいろんなフレーズに「ジェット」を使うのは。ジョーン・ジェットの影響ですか。
ジョーン・ジェットっていう名前がかっこいいなと。
ジェット機。ジェットって単語は魔法の単語で、ジェットを付けるとなんでもかっこいい。
ジェットライター! ジェットマイク! マイクジェット! ジェットパンフレット! (笑)
俺の曲も苦しいときのジェット頼みといって、苦しいときはジェットを付ける。(笑)

■ジョーン・ジェットとの最初の直接の出会いは何だったんですか?
アメリカをバスで1周したことがあって。20代の最初のころ。
ギターウルフのでもテープを持って、ブラックハーツレコードに乗り込んでいこうと思ってんだけど…場所が分からず。(笑)
住所はあったんだけど、それ私書箱だった…。(笑)
その後、「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」が10年目でジョーン・ジェットが日本に来た時、その時のLIVEは全部行って、しかも出待ちとかして。
サイン会が終わって、ジョーンが階段を下りてくるその真下に仁王立ちで立って待ってて。
でも俺なんか全然見てくんなくて。そのまま車を追いかけていって、食事のために車を降りたジョーンに「ジョーン!!」っていって、ジャンプするかのように手を出したら、握手してくれて。
LIVEは3日観連続であったんだけど、その日の夜、ギターウルフの亡きベーシスト・ビリーと一緒に見に行ったんだけど、
俺は毎日ジョーンの真正面に、いつも定位置に3日間同じ場所で見てたら、ジョーンが俺に気づいてくれて、ジョーンがこうしてくれたのね。(指さして、手を振る仕草)
「おー、ビリーいまの見たか!?」ビリーは「見たよ、ジョーンはこうやってこうやったんだよ」(中指を立てて、追い柄う仕草)。
うまいこと言うなーと思って。(笑)
それが自分のジョーン・ジェットとの記念すべき出会いです。

◎映画情報
『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
2018年|アメリカ映画|95分|原題:BAD REPUTATION
出演:ジョーン・ジェット、ビリー・ジョー・アームストロング(GREENDAY)、デビー・ハリー(BLONDIE)、
マイケル・J・フォックス、イアン・マッケイ(FUGAZI)、イギー・ポップ、マイク・ネス(SOCIAL DISTORTION)、
ピート・タウンゼンド(THE WHO)、マイリー・サイラス、クリステン・スチュワート 監督:ケヴィン・カースレイク 

シネマート新宿・シネマート心斎橋にて11/12(木)まで上映中、ほか順次公開

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