【米ビルボード・アルバム・チャート】アリアナ・グランデ『ポジションズ』初登場1位、トリッピー・レッド/サム・スミスTOP5デビュー 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】アリアナ・グランデ『ポジションズ』初登場1位、トリッピー・レッド/サム・スミスTOP5デビュー

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【米ビルボード・アルバム・チャート】アリアナ・グランデ『ポジションズ』初登場1位、トリッピー・レッド/サム・スミスTOP5デビュー

【米ビルボード・アルバム・チャート】アリアナ・グランデ『ポジションズ』初登場1位、トリッピー・レッド/サム・スミスTOP5デビュー


 アリアナ・グランデのニュー・アルバム『ポジションズ』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 本作『ポジションズ』は、前作『thank u, next』(2019年)から約1年半ぶり、通算6枚目のスタジオ・アルバムで、アルバム・チャートでの首位獲得は5作目の快挙。1位を逃がしたのは3rdアルバム『デンジャラス・ウーマン』(2016年)のみで、その他のオリジナル・アルバムは全て1位を記録している。

 2018年8月にリリースした4thアルバム『スウィートナー』からは『thank u, next』、『ポジションズ』の3作がいずれも首位を獲得しているが、2年3か月で3作を首位に送り込んだのは、過去10年間の女性アーティスト最速記録となる。その前には、2007年7月~2009年5月の1年10か月でマイリー・サイラスが同3作を記録した。

 女性アーティストの歴代最速記録は、『ライヴ・アンド・モア』(1978年11月11日)~『バッド・ガール』(1979年6月16日)~『On The Radio:グレイテスト・ヒッツ』(1980年1月5日)の1年2か月を記録したドナ・サマーだが、オリジナル・アルバムは『バッド・ガール』のみで、他2作はライブ盤とベスト・アルバムだった。また、マイリ―・サイラスの記録も『ハンナ・モンタナ』のサウンドトラックが含まれているため、オリジナル・アルバムのみの記録ではアリアナが歴代最速記録となる。男性アーティストを含めると、3作の首位獲得最速記録はヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインが今年打ち出した11か月(2019年10月26日~2020年9月26日)。

 『ポジションズ』の初動ユニットは174,000で、そのうち129,000がアルバム・ストリーミング(SEA)、42,000がアルバム・セールス、残り3,000はトラックごとのユニット(TEA)だった。週間ストリーミングは1億7,354万回で、ヒップホップ、R&B、ラテン・アルバムを除く作品では、8月8日付チャートでテイラー・スウィフトの『フォークロア』が記録した2億8,985万再生に続く、2020年度2番目に高い週間ストリーミングを打ち出した。なお、女性アーティストの歴代最高記録は、前作『thank u, next』が2019年2月23日付チャートで記録した3億7,007万回。

 なお、今年の1月から適用されていたグッズやコンサート・チケットによるバンドルは、10月9日よりアルバムを購入しない限りセールスにみなされないルールに変更されている。よって、今週記録したセールス42,000は純粋なアルバムの売上ということになる。

 発売1週間前にリリースした先行シングル「ポジションズ」は、先週のソング・チャート“Hot 100”で通算5曲目のNo.1を獲得し、同時に初登場1位獲得タイトルも5曲に更新した。この記録も、ジャスティン・ビーバー、マライア・キャリー、ドレイク、トラヴィス・スコットの3曲を上回る歴代トップ。本作には収録されていないが、今年はその他「スタック・ウィズ・ユー with ジャスティン・ビーバー」、「レイン・オン・ミー with レディー・ガガ」の2曲もNo.1デビューしている。

 続いて2位には、トリッピー・レッドの新作『ペガサス』が初登場。本作は、昨年8月にリリースした『!』(最高3位)から1年2か月ぶり、3枚目のスタジオ・アルバムで、TOP10入りはデビュー作『Life's a Trip』(2018年 / 最高4位)と、2作のミックステープ『A Love Letter to You 3』(2018年 / 最高3位)、『A Love Letter to You 4』(2019年 / 1位)を含む5作目のランクイン。初動ユニットは60,000で、そのうちアルバム・ストリーミングが56,000とユニット数のほとんどを占めた。週間ストリーミングは、アリアナに次ぐ7,922万回を記録している。

 ポップ・スモークの『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』(60,000)が3位をキープし、先週約1年ぶりに1位に返り咲いたルーク・コムズの『ホワット・ユー・シー・イズ・ホワット・ユー・ゲット』(52,000)は4位にダウン。そして5位にはサム・スミスの新作『ラヴ・ゴーズ』がデビューした。

 本作『ラヴ・ゴーズ』は、自身初の1位を獲得した前作『スリル・オブ・イット・オール』(2017年)からおよそ3年ぶり、3枚目のスタジオ・アルバムで、2014年リリースのデビュー・アルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』(最高2位)から3作連続のTOP5入りを果たしている。初動ユニットは41,000で、そのうちアルバム・ストリーミングが22,000、18,000がアルバム・セールス、1,000が楽曲ごとのユニットとそれぞれ安定したポイントを獲得した。本国UKチャートでは初登場2位にとどまり、前2作に続く3作連続の首位獲得を逃がしている。

 6位にジュース・ワールドを挟み、7位にはバスタ・ライムスのニュー・アルバム『Extinction Level Event 2: The Wrath of God』が初登場。初動ユニットは38,000で、アルバム・ストリーミングが20,000、17,000がアルバム・セールス、1,000が楽曲ごとのユニットだった。週間ストリーミングは2,778万回を記録している。本作は、2012年リリースの『Year of the Dragon』から約8年ぶりとなる復帰作で、最高5位をマークした『Back on My B.S.』(2009年)以来11年半ぶり、通算7作目のTOP10入りを果たした。そのうち7thアルバム『The Big Bang』(2006年)が首位を獲得している。

 9位にデビューしたのは、米ミシガン州デトロイト出身の女性R&Bシンガー=クイーン・ナイジャのデビュー・アルバム『Missunderstood』。初動ユニットは34,000で、そのうちアルバム・ストリーミングが24,000、9,000がアルバム・セールスだった。同チャートのランクインは、2018年にリリースした初EP『Queen Naija EP』(最高26位)に続く2作目で、自己最高位更新と初のTOP10入りを達成した。本作からは、R&Bソング・チャートで10位を記録した「Butterflies Pt.2」や、同チャート15位まで上昇したリル・ダークとのコラボレーション「Lie to Me」などがヒットし、プロモーションに繋げた。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、11月13日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ポジションズ』アリアナ・グランデ
2位『ペガサス』トリッピー・レッド
3位『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』ポップ・スモーク
4位『ホワット・ユー・シー・イズ・ホワット・ユー・ゲット』ルーク・コムズ
5位『ラヴ・ゴーズ』サム・スミス
6位『レジェンズ・ネヴァー・ダイ』ジュース・ワールド
7位『Extinction Level Event 2: The Wrath of God』バスタ・ライムス
8位『マイ・ターン』リル・ベイビー
9位『Missunderstood』クイーン・ナイジャ
10位『ハミルトン:アン・アメリカン・ミュージカル』サウンドトラック


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