マイリー・サイラス、新型コロナが社会の分断を浮き彫りにしたと語る
マイリー・サイラス、新型コロナが社会の分断を浮き彫りにしたと語る

 マイリー・サイラスが、2020年11月2日に公開されたノルウェーの番組『Skavlan』で、今月リリースされるニュー・アルバム『プラスティック・ハーツ』の収録曲や、新型コロナウイルスのパンデミックが浮き彫りにした社会的分断などについて語った。

 パンデミックの初期にマドンナがSNSに投稿した、新型コロナがさまざまな立場の人々を等しくする“偉大なイコライザー(均一化するもの)”であるとする意見について聞かれたマイリーは、「それには同意できない」と述べ、「最近、自分が生きてきた中よりも多くの分断を見ている気がする。それは、本当の意味で人種と富の間の溝を理解し始めているからであって、富と健康も実際には同様だったりすることもそう。私はそれが理解し難いほど間違っていると思っているから、尚更(米大統領)選挙が重要なのね。だから、いいえ、私はCOVID-19がイコライザーになってきたとは全く思わない」と語っている。

 また、彼女はニュー・シングル「ミッドナイト・スカイ」のインスピレーションについて、パンデミックが始まる前にクラブに行った時の体験が出だしの一節の元になったと明かしている。その時のことについてマイリーは、「写真を撮ろうとしたらセルフィー・モードになっててね。汗だくになりながら踊っていたもんだから、まつ毛が顔にくっついてたりしてさ……4時間とか踊り続けてたから、みんな同じくらいひどい見た目になってたんだよね」と振り返り、「あれは完全に間違ってたな。傷が残ったけれど、誇りに思える曲のインスピレーションにはなったよ」と語っている。

 「ミッドナイト・スカイ」は、11月27日にRCAレコードからリリースされるマイリーの7thアルバム『プラスティック・ハーツ』の先行シングルだ。オリジナル曲のほかにも、ブロンディの「ハート・オブ・グラス(ライヴ・フロム・ザ・アイハート・フェスティバル)」とクランベリーズの「ゾンビ(ライヴ・フロム・ザ・NIVA・セイヴ・アワー・ステージズ・フェスティバル)」をカヴァーしたライブ音源も収録される。