コロナ禍における公演チケットの新たな予約方法が登場、ジェイコブ・コリアーの公演プランには4万人以上が登録 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

コロナ禍における公演チケットの新たな予約方法が登場、ジェイコブ・コリアーの公演プランには4万人以上が登録

このエントリーをはてなブックマークに追加
Billboard JAPAN
コロナ禍における公演チケットの新たな予約方法が登場、ジェイコブ・コリアーの公演プランには4万人以上が登録

コロナ禍における公演チケットの新たな予約方法が登場、ジェイコブ・コリアーの公演プランには4万人以上が登録


 9月1日のプログラム開始以来、4万1000人以上のジェイコブ・コリアーのファンがコンサート再開後、彼の公演に参加できるフレキシブル・ツアー・プランの登録をした。彼の延期された2020年ツアーのチケットを保有していたのは約3万人以上で、このプランの登録者数はそれを上回っている。

 このプログラムの発券方法は、【コーチェラ】、【ボトルロック】、【エレクトリック・フォーレスト】、【ライフ・イズ・ビューティフル】といった主要なライブ・イベントでも使用されているテクノロジー・プラットフォームのLyteによって作成された。ジェイコブ・コリアーの場合、ファンは、近隣エリアで開催されるコンサートを含む90以上の公演チケットの予約が可能で、予約の際に支払い情報を入力する。公演日程、会場、公演時間が発表された後でも、ファンは予約をキャンセルすることができる。

 新型コロナウイルスによりツアー・キャンセルが相次ぐ中、ジェイコブ・コリアーはLyteとの会話の中で、このフレキシブル・ツアー・プランが特に魅力的だったと語った。「ファンの経験がどんなものであるか非常に気にしており、約束を果たせなくてがっかりさせたくありません。このプランの素晴らしいところは、基本的にファンが全くリスクなしでウェイティング・リストに参加できるという点です」と続けた。

 ジェイコブ・コリアーは、8月に最新アルバム『ジェシー Vol. 3』をリリースし、パンデミックがなければ、アルバムを引っさげた第2弾のツアーに乗り出していただろう。その代わり、ジェイコブは、深夜のトーク番組に出演したり、米NPRの『Tiny Desk Concerts』シリーズのために自宅から演奏を披露している。フレキシブル・ツアー・プランの発表は、パンデミックの影響で具体的なツアー日程がなくとも、ジェイコブが新しいアルバムのリリースによって得たファンからの注目を活用するきっかけを与えた。

 「ファンにとっても私にとっても、何か生きる目的があるということからエネルギーをもらえます」とジェイコブは米ビルボードに語り、この技術は2020年のツアー不足で苦しんでいる彼のエージェントのUTAにも役立つと付け加えた。彼のエージェントにとって、「ツアーについての会話を続けることはエキサイティングで、非常にモチベーションが高まる」と話している。

 この技術は、ファンだけでなくツアーの収益構造にいる関わる人々にとって多くのリスクを排除する。エージェント、プロモーター、チケット会社にとって、ウェイティング・リストは各都市での需要を図り、会場の規模、マーケティング戦略の決定や妥当なチケット枚数の設定をするのに役立つ。

 「歴史的に、アーティストはエージェントにツアーの相談を持ち掛け、ある程度洞察力に富んだデータを使用しますが、ギャンブルな一面もあります」とLyte創設者兼CEOのアント・テイラーは言う。「これまでのやり方を変えて、"ツアーを組む前から、これだけの数のファンがチケット購入のために登録している"と言うことにより、これまで以上に効率的なツアーを組むことができます」と説明した。

 Lyteによると、この技術は地域によってファンの数が異なる新人アーティストに非常に有効的で、アリーナ・ツアーの完売が保証されている人気アーティストにも使えるようだ。

 「需要の高いアリーナ・ツアーの場合、対処しようとしている問題は、チケット発売日にチケットを購入することが、いかに不公平で不愉快であるかということです」とLyte最高収益責任者のローレスン・ペリエは言う。「この技術は、より整然と、そして公平にチケットを提供します」と続けた。

 午前10時のチケット発売時間にボットやチケット・ブローカー、システムの不具合と格闘するより、ファンはLyftのプログラムを通じて事前に登録することができる。希望のチケット枚数、価格帯をあらかじめ選択し、チケットが利用可能になれば確認をするというシンプルな流れとなる。

 すでに人気のあるアーティストでさえ、「新型コロナウイルスによって、市場の状況に関して多くの疑念に直面しているというのが現実です」とテイラーは言う。「特に来年は、会場の抑えが多いため、日程を組むことが非常に難しいです。私たちが伝えたいのは、こういったことが前進し、ファンとの関係を築き始めることの障害になるべきではないということです」と説明した。


トップにもどる billboard記事一覧


おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい