カーディ・B、妹ヘネシーの口論を巡り名誉毀損で訴えられる
カーディ・B、妹ヘネシーの口論を巡り名誉毀損で訴えられる

 2020年9月上旬に米ニューヨーク州のビーチで起きた口論を巡り、カーディ・Bと妹のヘネシー・キャロライナ、そしてヘネシーのガールフレンドのミシェル・ディアスが名誉毀損などで訴えられた。

 米ビルボードが入手した、9月21日にサフォーク郡で起こされた訴えによると、原告側のピーター・カリエンド、ポーリーン・カリエンド、そしてマヌエル・アラルコンが、9月6日にスミス・ポイント近郊のビーチにいた際、ディアスが運転する車がアラルコンの車を遮る形で駐車した。トランプ支持を表す“MAGA”キャップをかぶっていたアラルコンがディアスに近づくと、ヘネシーがその接触を撮影し始め、訴状によると、「不快で脅迫的な言葉や中傷的な意見を叫び始めた」とのことだ。

 また、ヘネシーが大声で怒り続けたことにより、「原告側に大量の唾が噴霧された」とされ、新型コロナウイルスのパンデミック中におけるこのような行動が危険であることは分かっているはずだと記載されている。ヘネシーは、“Nワード”や“Fワード”を多用しながら相手をレイシストであると決めつけるなど、終始威圧的な言葉を捲し立てていたと原告側は主張している。また、自分には“950万フォロワーがいる”と伝えた上で、撮影した動画をSNSで公開した。

 この動画を、ヘネシーの姉であるカーディもSNSでシェアしたが、原告側は姉妹たちが相手が不利になるように編集したとも訴えている。ヘネシーの威圧的な言動がカットされたことにより、「原告側が誤った見方をされるようにしむけ、彼ら一人一人を公的な軽蔑、愚弄、不名誉、危害の対象として晒した」とされる。

 原告側は、“恐怖、脅迫、精神的な苦痛に悩まされている”などと主張し、ヘネシーを脅迫と暴行、そして被告全員を名誉毀損とプライバシー侵害で告訴し、弁護士費用、懲罰的損害賠償、起訴費用などの支払いを求めている。