三谷幸喜が語る香取慎吾との関係「多少無理な注文をしても分かってくれる、そんな風に思える俳優さんは香取さんだけ」
三谷幸喜が語る香取慎吾との関係「多少無理な注文をしても分かってくれる、そんな風に思える俳優さんは香取さんだけ」

 三谷幸喜が脚本・監督、香取慎吾が主演を務めるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』が2020年9月18日より、Amazon Prime Videoにてプライム会員向けに独占配信される。

 本作は、予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取)と、偶然見つけた書斎の壁の穴から真一の生活をのぞき見するのを密かな楽しみとしている隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)を中心に巻き起こるドタバタを描いたシチュエーションコメディだ。三谷監督は「元々香取さんで始めた企画です。」と、この企画が香取ありきでスタートしたことを明かす。「僕が多少無理な注文をしても、決して『どうしてですか?』と聞き返すことがない。言えばなんでもやってくれるということではなく、なぜそれが必要なのかを分かっている。僕がお願いする前から、彼も同じことを考えていた。そんな風に思える俳優さんは香取さんだけですね。」と語るように、三谷監督には香取への絶対的な信頼がある。

 監督の期待を一身に背負う香取にとっても三谷監督との仕事は特別なようだ。香取は「三谷さんとお仕事をご一緒できるというのは、本当に幸せで楽しいんです。三谷さんは新しいことや、何か挑戦するときに僕を呼んで下さる。今回も三谷さんにとってAmazonプライムビデオの初めての配信作。自分にとっても新たな挑戦になるのですごく嬉しいんです。」と監督への感謝を語りながら、役者の幅を広げるチャレンジと捉えている。

 三谷監督の高い期待は、ときに本番直前の演出の変更という、半ば無茶ぶりのような形となって現れることもあるが、香取はそれすらも苦も無く受け入れる。監督は「普通舞台だと、本番が始まったら変更を加えたり、役者に指示を出すことはできません。でも香取くんなら付き合いも長いし、分かってくれるだろうと賭けに出る時があります(笑)。」と、香取に究極の信頼を置いていることを語る。舞台でもない、テレビドラマでもない、全く新たな新感覚エンターテイメントは、三谷と香取のお互いの深い信頼関係の上に成り立っているのだ。

 数々の作品で日本に笑いを届けてきた三谷幸喜と、バラエティやドラマ、舞台で様々な個性的で強烈なキャラクターを演じてきた香取慎吾。2人が仕掛ける本作は、我々にいったいどんな新たな笑いを届けてくれるのか? 今から期待に胸が高まる。

◎作品情報
Amazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』
2020年9月18日(金)より、Amazon Prime Videoにて独占配信
脚本・演出:三谷幸喜
出演:香取慎吾、佐藤二朗、山本千尋、長野里美、宮澤エマ、夏木マリほか
(C)2020 Amazon Content Services LLC