レゲエ界の伝説フレデリック・“トゥーツ”・ヒバートが77歳で死去、ジギー・マーリー/ミック・ジャガーらが追悼
レゲエ界の伝説フレデリック・“トゥーツ”・ヒバートが77歳で死去、ジギー・マーリー/ミック・ジャガーらが追悼

 2020年9月11日に77歳で死去したジャマイカの伝説的レゲエ・アーティスト、フレデリック・“トゥーツ”・ヒバートの訃報を受け、ジギー・マーリーやミック・ジャガーなど多くの有名アーティストが哀悼の意を表している。

 トゥーツ&ザ・メイタルズのフロントマンとして活躍したヒバートのことを“父親のよう”に感じていたというマーリーは、「レジェンドだったトゥーツ・ヒバートがこの世を去った。僕は数週間前に彼と話し、どれだけ愛しているか伝え、僕たちは笑い合ってお互いに対する尊敬の念を分かち合った。彼は僕にとって父親のような存在で、彼のスピリットは僕らと共にある。彼の音楽は彼のエネルギーで満たしてくれる。僕は彼のことを忘れない、RIP巨大で強力なNYAH FYAH BALL」とTwitterに投稿した。

 ジャガーもTwitterに、「トゥーツ・ヒバートが亡くなったと聞いてとても悲しんでいる。“プレッシャー・ドロップ”を始めて聴いた時は決定的な瞬間だった。彼はとてもパワフルな声を持っていて、ステージでは観客に自分のエネルギーの全てを提供していた。音楽界にとって悲しい損失だ」と投稿している。

 ユスフ(キャット・スティーヴンス)は、「トゥーツ・ヒバートの訃報を聞いて悲しんでいる。彼はスカ、ロック・ステディ、レゲエの初期の創始者の一人だった。彼の家族と愛する人たちのことを思い、祈りを捧げる。彼の魂に神の恵みを」と投稿している。

 ヒバートの逝去は、バンドの公式SNSを通じ、「彼は今夜、ジャマイカ・キングストンのUniversity Hospital of the West Indiesで、家族や友人に見守られながら安らかに旅立った」と発表された。死因は発表されていないが、最近集中治療室に入り、新型コロナウイルスの検査結果を待っていたと報じられていた。