<ライブレポート>マカロニえんぴつが無料配信ライブを開催 メジャーデビュー発表後に披露した「OKKAKE」に未来を見出す 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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<ライブレポート>マカロニえんぴつが無料配信ライブを開催 メジャーデビュー発表後に披露した「OKKAKE」に未来を見出す

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<ライブレポート>マカロニえんぴつが無料配信ライブを開催 メジャーデビュー発表後に披露した「OKKAKE」に未来を見出す

<ライブレポート>マカロニえんぴつが無料配信ライブを開催 メジャーデビュー発表後に披露した「OKKAKE」に未来を見出す


 マカロニえんぴつが、東京・豊洲PITで無料配信ライブ【マカロックONLINEワンマン~豊洲から愛を込めて~】を開催した。

 淡い光の中、大きい影が後ろで揺らめいて姿を現したマカロニえんぴつ。そして、画面が一気に明るくなるとメンバー4人横並びで姿が明瞭になり、「hope」を歌いだした。楽器一つ一つの音がはっきりわかる軽やかなリズムで、「遠心」「トリコになれ」を続いて披露。メンバー間の笑顔も早速見受けられた。「トリコになれ」の最後では、はっとりが「よろしく~」とラフに挨拶。軽快なスタートとなった。

 4曲目は少し激しさを増して「girl my friend」を繰り出す。歌詞は決してポジティブとは言えないところだが、マカロニエンピツはそんな「girl my friend」を明るいテイストに仕上げるところにも彼らの強さがあるのだろう。「大盛り上がりじゃないですか? 歓声が聞こえてくる」と語ったはっとり。今回の会場が豊洲PITだったのは、全公演の開催が見合されたワンマンツアー【マカロックツアーvol.10 ~わずかな希望を探し求める者たちよ篇~」】のファイナルの会場だったこと、そしてホール規模ならではのことをしたかったことの2点を挙げた。ホールならではの演出の正体はのちに分かることになる。

 6曲目「溶けない」では歌いだしの内容に呼応するようにバックスクリーンでガラスの破片がたくさん放射状に出現する映像が流れ、今までの流れとは違う楽曲を披露したことを、効果的に演出した。終盤では赤と青のネオン的な光がランダムに全体を覆い、こちらもまた視聴者の目を引き付けただろう。その後、セッションパートでベースやキーボードのソロを見せたのち、少し新曲?の片鱗が垣間見えると、「ブルーベリー・ナイツ」へ。そして「恋人ごっこ」でのバックスクリーンでは団地や公園、空を飛ぶ鳥、車窓などがレトロな映像で映る。そこから手持ち花火の映像に移ったCメロでは、それぞれの楽器の音と声の高まりが感傷的に響き渡ったのが印象的だっただろう。

 「恋人ごっこ」が終わると、無観客の逆手を取って“特殊な楽器”を用意したとのことで、グランドピアノがフロアに登場した。はっとりが“エライザ”と名付けた買ったばかりのアコースティックギターを手に取ると、グランドピアノを取り入れたアレンジでライブは展開していく。まずは「春の嵐」。前半、ギターとピアノと声という3要素で構成された「春の嵐」は、その嵐が自分の周りで吹き荒れているからこそ、嵐の声を聴きながら自身の内面を静かに見つめるような、そのような音色を紡ぎだした。「いつまでもいつまでもいつまでも、あなたの大事な逃げ場所でありたい」と宣言して、次に披露されたのは「ハートロッカー」。4人が四角の四隅に配置されたダイナミズムが、激しい演奏によっていかんなく発揮された。

 ステージに戻ったマカロニえんぴつは、再び通常のフォーメーションでライブしていく。「愛のレンタル」もマカロニえんぴつに共通して言える気持ちの良い音の響き、そしてリズムで進んでいく。ちなみにYouTubeでは、「愛のレンタル」で同時視聴人数が4万人を超えた。「洗濯機と君とラヂオ」でもメンバーの楽しげな雰囲気が十分に伝わってき、手を挙げる絵文字がコメント欄で溢れていた。田辺のギターソロも、現地だったらどんな空気になっていたのだろうと思えるぐらいの迫力だった。そして、「マカロニえんぴつが落ち込まなかったのは音楽が間にあったから」「溢れる全部の音楽に身をゆだねてください」「バカにされても大丈夫」「大事な歌を置いていきます」とはっとりが滔々と語って、本編最後には「ヤングアダルト」を選択。ところどころで歌われる「ハロー絶望」が現状にリンクしつつも、観客に希望を抱かせて終了した。

 本編終了後、重大発表として今までのマカロニえんぴつのライブ映像が流れ、そこで、11月4日に1stEP『愛を知らずに魔法は使えない』をトイズファクトリーからリリースし、メジャーデビューすることを発表した。だからといって、マカロニえんぴつは変わるのではなくパワーアップするということをはっとりが伝え、アンコールとして「OKKAKE」を投下。これからのマカロニえんぴつ、そしてリスナーの関係をこの曲をきっかけに想起させるような、そして最後にはっとりが歌ったリリック「名曲を叫んでいる」に力強さを感じて、今回の公演は終了した。


Text by Akihiro Ota
Photo by ヤオタケシ


◎配信情報
【マカロックONLINEワンマン~豊洲から愛を込めて~】
2020年9月3日(木)
東京・豊洲PIT

<セットリスト>
1. hope
2. 遠心
3. トリコになれ
4. girl my friend
5. ワンルームデイト
6. 溶けない
7. ブルーベリー・ナイツ
8. 恋人ごっこ
9. 春の嵐
10. ハートロッカー
11. 愛のレンタル
12. 洗濯機と君とラヂオ
13. ヤングアダルト
en1. OKKAKE


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