マライア・キャリー、最新AL&初自伝の関連性を語る「有機的に融合しているところがエキサイティング」
マライア・キャリー、最新AL&初自伝の関連性を語る「有機的に融合しているところがエキサイティング」

 現地時間の2020年8月19日午前に米モーニング・ショー『グッド・モーニング・アメリカ』にリモート出演したマライア・キャリーが、10月2日にリリースされるニュー・アルバム『The Rarities』と、9月に店頭に並ぶ初の自伝『The Meaning of Mariah Carey』の関連性などについて語った。

 『The Rarities』のリリースを、インタビュー前日に発表したばかりだった彼女は、「そう、今日Lambs(マライアのファンの総称)を驚かせちゃった」と述べ、その内容について、「保管庫で見つけた、ずっと昔に作業を初めたけれどリリースしなかったものや、ミックスやら何やらを終えたかったものなど」を集めたコレクションであると説明した。

 「でも全部未発表曲だから、エキサイティングよね。私のキャリアにとって重要な出来事。ご存知のとおり、この仕事を“2年”続けることはすごく厳しいけれど、私たちはどうにか持ち堪えてきたじゃない」と彼女は笑いながらジョークを飛ばした。

 自伝については、“labor of love(好きでやった仕事)”と説明し、『The Rarities』と密接に関連していると明かしている。マライアは、「幼少時代のとても個人的な話がたくさんあって、(執筆するのが)苦しかったけれど、精神的にとても浄化されたようだった。このプロジェクトのクールなところは、私が言及している、たとえば子どもの頃から始まって現在に至るまで、自分が書いたりレコーディングしたりした楽曲が、保管庫で見つかったのよ」と説明し、「あまり多くのタイトルとかを明かしたくないんだけれど、とても有機的に(本とアルバムが)融合しているところがエキサイティングだと思う」と述べている。

 マライアはさらに、今年で2周年……ではなく、30周年を迎えた彼女の初全米No. 1ヒット、「ヴィジョン・オブ・ラヴ」のステイ・アット・ホーム・パフォーマンスで、朝から自慢の高音ボイスを披露した。

 『The Rarities』からのリード・シングル「Save The Day」は8月21日にリリースされる。フージーズの「Killing Me Softly With His Song」(1996年)をサンプリングしているこの楽曲は、ジャーメイン・デュプリと『バタフライ』時代に書かれたもので、ローリン・ヒルがフィーチャーされている。