“ピクサー史上最高の感動作”幼い頃に亡くした父親のカセットテープを見つけた監督の実体験を基にしていた 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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“ピクサー史上最高の感動作”幼い頃に亡くした父親のカセットテープを見つけた監督の実体験を基にしていた

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“ピクサー史上最高の感動作”幼い頃に亡くした父親のカセットテープを見つけた監督の実体験を基にしていた

“ピクサー史上最高の感動作”幼い頃に亡くした父親のカセットテープを見つけた監督の実体験を基にしていた


 『トイ・ストーリー』シリーズや『リメンバー・ミー』で世界中を感動の渦に巻き込んだディズニー&ピクサーの最新作にしてピクサー映画史上もっとも泣ける作品として呼び声高い『2分の1の魔法』が2020年8月21日より全国公開する。

 本作は『モンスターズ・ユニバーシティ』のダン・スキャンロン監督が1歳の頃、兄が3歳の時に父親を亡くした実体験を基に制作された。父親の記憶がほとんどないダン監督と兄は「一体父親はどんな人だったのか?」、「僕たちに似ているところはあるのだろうか?」と、父親への想いを巡らせていたという。監督は「僕と兄にとって父親の存在はずっと謎だった。でもある時、父の声が入ったカセットテープが見つかった。そこには『ハロー』と『グッバイ』という言葉が入っていて、僕たち兄弟にとってそれは魔法のように感じられたんだ。そうした兄との関係性を深く掘り下げ、兄と亡き父親との家族の絆を作品に込めたんだよ」と明かしている。衝撃的で感動的な結末には家族に対する想いを込めたそうで、「この映画のラストシーンは、僕が尊敬する兄と亡くなった父親に対する感情と同じ想いが込められている。結末は言えないが多くの人たちが共感してくれるはずだよ」と語る。

 そんなダン監督にとって兄はいつも背中を押してくれる存在であり、弟の自分を守ってくれる存在だったそうで「僕は(主人公の)イアンと同じようにとても内気で自分に自信がなかった。でも兄は(イアンの兄の)バーリーのように僕のことを全力で支えてくれたんだ」と語り、兄との関係性を本作にも反映させた。

 そうして内気なイアンと陽気な兄バーリーの物語を描いていったが、監督の個人的な経験を誰もが共感できる物語にする必要があった。そのためピクサー・スタジオの中で<姉妹と兄弟がいる人>のチームを作り、家族や兄弟、姉妹に対する様々な想いを出し合い、国や環境が全く違う人生を歩んできたどんな人でも共感できる物語が出来上がった。ダン監督は「この物語は僕の個人的な経験からきているけれど、制作していくうちにみんなの家族や兄弟への想いを反映させていったから、スタッフ全員の物語になったんだ。大切な人を亡くした経験は誰にでもあることだし、見る人全員の物語になるはずだよ」と作品への思いを語った。

 主人公イアンと兄バーリーは正反対の性格で互いに衝突する時もある。些細なことでケンカをしたり、お互いを理解できなかったりするところもあるが、いつも弟のためを考えているバーリーは時に周囲を驚かせるような大胆な行動に出る。一見、はちゃめちゃに見えるバーリーだが、ダン監督はバーリーを描く上で実兄のまっすぐに行動する性格を反映させたそうだ。「バーリーは明るく陽気で愛すべきはちゃめちゃな男(笑)。実際の兄の性格とは全然違うけれど、バーリーのまっすぐに行動する姿は兄と共通しているよ。彼なりの意図があって行動するところはバーリーと同じなんだ」と、ダン監督は明かしている。一体どんな兄弟の絆が描かれるのか? 監督だけでなくスタッフ全員の家族への想いが詰まった本作をお見逃しなく。


◎公開情報
『2分の1の魔法』
2020年8月21日(金)より、全国公開
監督:ダン・スキャンロン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.


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