ザ・ストロークス、最新ALから「オード・トゥ・ザ・メッツ」の遊び心溢れるMV公開
ザ・ストロークス、最新ALから「オード・トゥ・ザ・メッツ」の遊び心溢れるMV公開

 ザ・ストロークスが、最新アルバム『ザ・ニュー・アブノーマル』に収録されている「オード・トゥ・ザ・メッツ」のミュージック・ビデオを公開した。

 これまでもザ・ストロークスのミュージック・ビデオをいくつも手掛け、最近ではThe 1975やザ・ウィークエンドとの仕事で知られるウォーレン・フーが監督を手掛けた本ミュージック・ビデオは、かつてアメリカで絶大な人気を誇ったドラマ・シリーズ『チアーズ(Cheers)』のオープニング映像について、ヴォーカルのジュリアン・カサブランカスと語り合っている時にフーが思いついたアイデアが元になっているという。先史時代の映像で幕を開け、廃墟と化した体育館、水の底に沈んだ米ニューヨーク・シティ等、8つの異なる場面で構成されたアニメーション映像になっており、場面ごとにそれぞれ異なったアニメーション監督が手掛けている。

 さらにフーは、ニューヨーク・メッツのチームカラー(黒・オレンジ・青)を全編にわたりそれとなく散りばめたり、また本楽曲の“希望と約束”というテーマに沿うべく、隠しメッセージかのように「クラス・オブ・69」(メッツがワールド・シリーズでボルチモア・オリオールズに勝ち、優勝を果たした年)というバナーを登場させたり、ギターのニック・ヴァレンシの私物コレクションを背景に登場させるなど、遊び心に満ちた作品に仕上げている。「映像の中に人を登場させないことで、よりノスタルジックで、よりほろ苦い感情を呼び起こす」とフーは語っている。

◎リリース情報
アルバム 『ザ・ニュー・アブノーマル』
2020/04/10 RELEASE
SICP-6321 / 2,400円(plus tax)
https://lnk.to/TheStrokesTheNewAbnormal